四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 ― 第41回
「Make Tokyo Meeting 06」お待たせレポート
もうライブで使えるレベル――DIY楽器がますます進化
2010年12月18日 12時00分更新
光オルガン/Ganさん
四本 次は、いつも自作シンセサイザーを展示されているGanさんの作品。前にインタビューしたよね(関連記事)。
盛田 ですね。今回はオルガンです。「光オルガン」。
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| 光オルガン |
四本 ほほー。えーと、この盤面に波形が書いてあるとか?
盛田 えーとですね。70年代に「Optigan」っておもちゃのオルガンがあったそうなんです。さらに、それを改良した「Orchestron」という楽器もあったんですが、今はどちらも製造中止になっちゃって、その音源の光学式ディスクだけが手に入る状況になった。そこでオルガン部分を自作した、というものですね。
四本 光学式ディスクってCDとかDVDじゃなくて、透明のペナペナした円盤に、波形が印刷してあるわけだよね。それに光を当てて、透過光を読み取って音にするっていう。
盛田 で、その音源をMIDIで制御して、実際に弾ける状態にしたのがこれと。
四本 昔のオルガンには回転機構がつきものなんだよねー。ハモンドオルガンもそうだけど、波の形をした歯車みたいなパーツを、エレキギターみたいなピックアップで拾って音にしてたし。
盛田 回転系といえば、Ganさんはちっちゃなレスリースピーカーも出品されてましたよ。ぶんぶん回ってました。
四本 これは前にちょっとだけ音を聴かせてもらったことがあるけど、笑っちゃうくらいレスリーの音がするんだよね。回転系って面白いな。
Anvs Modular/toucyyさん
盛田 次も回って音が出る作品です。前回も出展していた、「Anvs」(Analog Vinyl Synthesizer)の進化版ですね。ぼくは今回はこれが一番好きでしたねー。かっこいいんで。普通にクラブで使えると思いますよ。
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| Anvs Modular |
四本 VESTAXのMIDI入力付きターンテーブル(PDX-3000)を使って、レコードをそのままオシレーター代わりにしちゃってるアレですね。光オルガンと違うのは、どんなレコードを持ってきても音源にできちゃうところかな。
盛田 「見た目はDJ、音はシンセ」っていう、わけわかんない感じがいいんですよ。今回はシンセの回路をモジュラー化して、VCF(フィルター)とVCA(電圧制御)を独立させてるんです。それをクロスフェーダーでコントロールできるようにして。そのクロスフェーダーはMIDI出力もできるんだそうで。
四本 なるほど、拡張性を目指したわけですね。Ableton Liveなんかと組み合わせると、PCDJみたいなこともできるんだろうなー。
(次のページに続く)
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