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物欲AVコモノ道 第78回

iPhoneで使えるワンセグチューナー「ちょいテレi」

2010年12月13日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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 場所を問わずにテレビを見たいというのは、テレビにどっぷりと浸かって成長した世代にとって、常に抱き続ける願望である。これを実現したのが、ワンセグ放送と携帯電話の組み合わせだ。

 地上デジタル放送の電波の一部を利用し、320×240ドット、もしくは320×180ドットという低解像度ながら、チューナーを内蔵した携帯電話などで外出先でもテレビを見られるメリットは大きい。

 ただ、スマートフォンの代表格とも言うべき「iPhone」はワンセグ非対応である。ワンセグ放送は日本独自の規格であり、ワールドワイドで販売するスマートフォンでは、なかなか(コスト的に)対応が難しいのだろう。

 街中や通勤電車の中でテレビを見ることに慣れたユーザーにとって、これは不満の残るところではないだろうか。

 こうした不満を解消するべく、バッファローから今週発売されたのが「ちょいテレi」(DH-ONE/IP)だ。意外にも、(ハードウェア的に)直接iPhoneなどに接続するタイプのワンセグチューナーは、本製品が初めてである。

iPhoneをワンセグ対応にパワーアップ

「ちょいテレi」(DH-ONE/IP)の本体(左)とiPhoneに装着したところ(右)。ストラップ状のケーブルはアンテナで、ここを強く引っ張ったりするのは禁止。腕を通してぶら下げて持ち歩くなんてもってのほか!

 製品はDock端子に接続して利用する周辺機器で、AppStoreで配信されている同名のアプリをインストールして利用する。バッテリー内蔵のため、ハードウェアを駆動させるためにiPhone/iPod touchのバッテリを消費しないのがうれしいところ。

 なお、ちょいテレiのバッテリーはUSBケーブルで充電を行なうタイプで、製品の底部に充電用のmicroUSB端子が配置されている。

充電用のUSBケーブルは本体に付属する

充電用のUSBケーブルは本体に付属する

 本体中央にはバッテリーランプがあり、PCなどとUSBケーブルで接続すると、赤色(充電中)、または緑色(充電完了)に光る。なお、充電されるのはちょいテレi本体のみで、iPhoneなどの充電は行われない。本体底面にはループアンテナが取り付けられている(ストラップではないので扱いに注意)。

 実売価格は1万円前後。対応するのは、「iPhone 3GS」と「iPhone 4」「iPod touch」(第3世代の8GBモデルを除く、第3世代以降のモデル)のほか、「iPad」でも利用可能だ。

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