クラウド連携でスキャンしたデータを一元管理
これだけコンパクトかつ軽量な本体なら、カバンに入れて持ち運び、自宅や外出先で必要な雑誌や資料などをスキャンしたいと思うユーザーもいるのではないだろうか。ただ、複数の場所で利用すると、データがそれぞれのマシンに保存されることになり、あのデータは自宅、このデータは職場、といったカタチでデータが各マシンに散らばってしまう。一元化するには、いちいちホストとなるマシンにメールやファイル管理サービスで送信しなくてはならない。
そんな悩みも「ScanSnap S1100」には不要だ。本製品では「クラウド連携機能」を備えており、スキャンデータを一元化して管理できるのだ。これはクラウド、いわゆるオンラインサービスを利用する機能で、ファイル同期サービスの「Evernote」やワープロ・表計算などを利用できる「Google ドキュメント」との連携機能を搭載しており、スキャンデータを、直接オンライン上に保存できる。
Evernoteの場合
Google ドキュメントの場合
なお、12月末に実施されるソフトウェアのアップデートで顧客管理やマーケティングに役立つ「Salesforce CRM」サービスにも対応する予定だ。
会社がSelesforceのシステムを利用していれば、顧客の訪問する直前に改めてデータを確認したり、訪問したあと帰社するまでの移動時間を使って情報を入力したりといった使い方もできる。よりビジネスを効率よくスピーディーにこなせるというわけだ。社外を忙しく飛び回る営業マンには、待ち遠しいアップデートとなるだろう。