写真を管理・編集するのに役立つツール
きちんとした管理をしていないと、HDDのあちこちに同じ写真が分散していることがある。例えば、デジカメからパソコンに取り込む際に元データを削除せず、次に接続したときにもう一度取り込んでしまう場合などだ。人にあげたり、スマートフォンに転送するために、暫定的に作った写真フォルダーや、フォトレタッチで使ったデータなどもあるかもしれない。
そんな重複ファイルを削除するなら、「Aiko Win」がお勧めだ。Windows XP用のフリーソフトだが、Windows 7でも問題なく動作する。重複チェックソフトはたくさんあるが、そのほとんどは数万ファイルの写真や動画のチェックを行なうと膨大な時間がかかったり、処理落ちしたりする。Aiko Winなら比較的短時間で重複ファイルを抽出してくれる。ファイルの確認はもちろん、そのまま削除することも可能だ。
トリミングや明るさの調整など、基本的な写真編集は写真管理ソフトでもできる。もちろんPicasaでも可能で、傾き調整や赤目処理、テキストの追加などが行なえる。しかし、写真の合成など凝った処理をするなら、専用の画像編集ソフトを利用しよう。
画像編集ソフトでは、アドビの「Photoshop」が有名だが、フォトレタッチのビギナーなら、まずはフリーソフトを使ってみよう。「GIMP」や「Paint.NET」といった、Photoshop風の高機能なソフトが公開されている。
撮り貯めた写真は2重3重に活用する
撮った写真をお蔵入りさせるのはもったいない。人の目に触れてナンボだ。まずは、デスクトップの壁紙やリビングのデジタルフォトフレームに表示しまくろう。フォトフレームがないならiPadを利用してもいい。お気に入りのベストショットや家族の写真などは、ケータイやスマートフォンに入れておいて、いつでも見られるようにしておきたい。
なお、一緒に写っている友人に写真を渡す際に、メールは使わないこと。1枚数MBのファイルを何枚も送っては迷惑だ。かといって、サイズを縮小して送ると、相手が活用できなくなってしまう。そこで、ファイル転送サービスや写真共有サービスを利用しよう。
「Picasa ウェブアルバム」やFlickrは写真共有機能を備えており、相手にURLを伝えるだけで、指定した写真を閲覧してもらえる。大量の写真をZIPでまとめて送りたいときなどは、「firestorage」が便利だ。
写真をスライドショーにした動画を見せると、喜ばれること間違いなし。動画を直接送っても、管理しきれなかったり、再生できない人もいるかもしれないので、YouTubeにアップロードしてURLを教えてあげよう。
動画編集ソフトで作るのもいいが、Picasaなら写真を選択して、「ムービープレゼンテーションを作成」ボタンをクリックするだけ。写真の表示時間や切り替え効果、解像度などを変更したり、BGMを追加して、凝った動画にすることも可能だ。「YouTube」ボタンをクリックして、アップロードしよう。
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