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日本オラクルがサーバー関連製品群の国内発表へ

オラクル、旧サンのハードウェア製品ラインの再整備

2010年10月20日 06時00分更新

文● 渡邉利和

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10月19日、日本オラクルは買収したサン・マイクロシステムズ由来のSPARCサーバやSolarisに関連する製品の国内展開に関して発表を行なった。買収発表からこれまで、半ば放置状態とも見えたサンのサーバー製品群のビジネスがようやく国内でも再始動することになる。

SPARC T3関連

 まず、スループットコンピューティング向けプロセッサー「SPARC T3プロセッサー」および同プロセッサー搭載サーバとなる「SPARC T3システム」の国内提供計画が発表された。

 SPARC T3プロセッサーは、8コア/32スレッド同時実行でマルチコアプロセッサ時代の先駆けとなった「UltraSPARC T1」(コード名Niagara)の最新後継プロセッサとなる。内蔵コア数は16コアに増強され、同時実行スレッド数は128スレッド。前世代の「SPARC T-Series」(UltraSPARC T2)比で2倍のパフォーマンスを実現するという。

SPARC T3-1サーバー

 SPARC T3システムは、1ソケットのブレードサーバーから5Uラックマウント型で4ソケットのサーバーまで、幅広いラインナップが用意される。OSには「Oracle Solaris」を採用。また、「Oracle VM for SPARC」による仮想化機能も組み合わされ、最大で1サーバー当たり128仮想マシンを構成できる。さらに、暗号化支援機能としてオンチップ暗号アクセラレーターを搭載しており、ワイヤスピードでの暗号化が可能だという。

ZFS Storage Appliance

Sun ZFS Storage Appliance

 ストレージ製品として、「Sun ZFS Storage Appliance」も発表された。ZFSは、旧サンがSolaris上に実装したファイルシステムで、ゼッタバイト(Zettabiyte、テラ、ペタ、エクサの次)の容量をサポートするファイルシステム、という意味で名付けられた大容量対応で高信頼のファイル・システム。ZFS Storage Applianceには、同じくSolarisに実装されていた強力なシステム監視機能である「DTrace Analytics」を活用したストレージ分析ツールが備わるとされていることからも、Solarisサーバをベースとしたストレージアプライアンスであることが伺える。

 製品ラインナップは、エントリーレベルの12TBから、ハイエンドでは1PBを超える容量までが提供され、フラッシュメモリを活用した高速化機能も搭載される。サーバー接続は、Infiniband、FC-SAN、iSCSI、NFS、CIFSといった、ブロックアクセス/ファイルアクセス両方の主要プロトコルがサポートされる。また、トリプルパリティRAIDや重複排除、圧縮の機能も提供される。

Oracle Solaris

 OSである「Oracle Solaris」の国内提供開始も発表された。今回発表されたのは「Oracle Solaris 11 Express」で、2010年度中にリリースされる予定。2011年にリリース予定の「Oracle Solaris 11」のプレリリース的な位置づけとなる。

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