荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第170回

ずいぶん余裕!?　昼間の猫の寝姿

あまりに余裕で寝ているので……

　人に慣れた猫だと余裕でこんなところで寝てる。一応ちょっと上の段に上がっているところが危機管理なのだろうが、人間から見たらなんてことない高さではないか。

　きっとこのアパートの2Fの住人は昼間は帰ってこないんだろうな。余裕ありすぎ。あまりに余裕こいて寝ているもんだから、前と後ろと両方から撮ってみた。

アパートの階段で悠々と寝てる猫。あごが可愛い。裏に回ってもう1枚（2010年10月 キヤノン Powershot G12）

　でもやっぱ寝姿を撮らせてくれる猫ってそれなりに人に慣れてる猫なんだよね。警戒心が強い猫は人の気配を感じただけで起きちゃうもの。慣れた猫だと……一瞬起きたあとで、「まいっか」って感じで再び寝ちゃう。

　ほかにいい写真はないかと、以前撮影した猫の寝姿を探してたら、一年前に恵比寿にある猫カフェ「Nyafe Melange」で撮ったものが出てきた。

遊び疲れてぐーと寝ているところを広角で（2009年12月 ソニー Cyber-shot WX1）

もう1匹登場（2009年12月 ソニー Cyber-shot WX1）

気がついたら巴状態ですやすや（2009年12月 パナソニック LUMIX GH1）

　遊び疲れた子猫がソファで寝ている写真がたくさんあったのだが、選んだのはこの連続写真。

　寝てる猫を起こしにきた、と思いきや、ごろんと転がって巴型添い寝完成、の図。

　それにしてもお昼寝猫を見ているとこっちも寝たくなるのが難点であります。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』（MdN）、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』（翔泳社。共著）、『東京古道散歩』（中経文庫。2010年4月27日発売）。Twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。

＊次回は2010年10月15日掲載予定