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スペインで開催中のSymantec Vision 2010にて、新ロゴなども公表される

シマンテック、iPhone対応のモバイルセキュリティ戦略発表

2010年10月07日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 10月6日、シマンテックはiPhoneやAndroidなども対象とするモバイルセキュリティおよび管理戦略、買収したPGPをベースにした暗号化製品群などを発表した。スペインのバルセロナで開催中のイベント「Symantec Vision 2010」で明らかにされたもので、新しいロゴマークの正式発表も行なわれた。

2010年5月に買収したベリサインのロゴが組み込まれたシマンテックの新ロゴ

 モバイルセキュリティおよび管理戦略では、法人や個人、通信サービスプロバイダに対し、いつでも、どこでも、あらゆるモバイル機器を保護/管理する広範なモバイル向けソリューションの提供を目指す。シマンテックのモバイル向けセキュリティ/管理製品は、現在Windows Mobile、Symbian、BlackBerryに対応するが、新たにAndroid、iPhone/iPad向けの新機能を追加する。

 端末の盗難や紛失時に遠隔地からデータを消去する「リモートワイプ」をはじめ、パスワードポリシーの実施、デバイスインベントリなどの新機能により、企業の情報や資産のセキュリティと統合性を保ちながら、新しい種類のデバイスを活用できるようになるという。

 企業向け、個人向けソリューションはすでに発売済みで、通信サービスプロバイダ向けソリューションは2010年冬に発売の予定。ただし、国内における発売時期は「現在検討中」とのこと

 また暗号化製品群は、Intel Anti-Theft Technology対応のPGP Whole Disk Encryptionのほか、Symantec Data Loss Prevention機能を統合した Symantec Endpoint Encryption、Symantec Endpoint Encryption Device Control および Symantec Endpoint Encryption Full Disk Editionの最新バージョンとなる。

 1番目のPGP Whole Disk Encryptionは、PCの内蔵ディスクや外付けHDD/USBメモリなどのリムーバブルメディアに対し、メディア全体やファイル単位での暗号化を行なう製品だ。そして、Intel Anti-Theft Technologyは、インテルがCPUやチップセットに搭載するハードウェアベースのセキュリティ技術。ハードウェアのため単独では利用できないが、PGP Whole Disk Encryptionが対応することで、盗難/紛失PCへのリモートワイプ、さらに後にPCを回収できた際に機能を再び回復することが可能となる。

 各製品とも、米国では2011年冬に発売予定。国内における販売時期は、こちらも現在検討中とのこと。

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