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SWX2200-8G/24Gが2011年に登場!

ヤマハ、驚きのスイッチ市場参入!その役割とメリットは?

2010年10月06日 13時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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長年、ルーターを手掛けてきたヤマハが、スイッチ市場へ参入する。ネットワーク業界を長らくウォッチする立場からすると、かなりインパクトのあるニュースだ。しかし実機を見ると、なるほどルーターを主人公にした名脇役に仕上がっている。

見た目は普通のスイッチだが

 10月6日、発表されたヤマハのスイッチは、24ポート搭載の「SWX2200-24G」と8ポート搭載の「SW2200-8G」の2機種。ポートはすべてギガビット対応で、10/100/1000BASE-T対応。オートネゴシエーション、フロー制御、オートMDI/MDI-Xなど、いわゆるベーシックなL2スイッチの機能を搭載したうえ、タグVLAN(IEEE802.1Q)とポートVLANにも対応する。ここまではいわゆる普通のスイッチだ。

「SW2200-8G」(上)と「SWX2200-24G」。ポートの部分のみ銀色がアクセント

 今回ヤマハがスイッチ市場に参入した理由であり、製品の最大の特徴は「ヤマハルーターユーザーが便利なスイッチ」であること。つまり、ヤマハルーターと連携することで、製品のメリットを最大限に引き出せるのがミソだ。

 具体的には、まずヤマハルーターのGUIから接続されたスイッチの設定や管理を行なえる。グラフィカルなツール画面から、VLANの設定やネットワーク監視が可能になる。たとえば、IPアドレスやMACアドレスをキーに、スイッチにつながっているホストを検索するといったことが上位のルーターから行なえるのだ。当然、遠隔拠点からルーターを介して管理してもよいし、別途SNMPマネージャーからも監視することができる。さらに最近のヤマハルーターで対応しているLuaスクリプトを用いて、動作を制御することも可能になっている。連携はL2の独自プロトコルを用いており、RTX1200およびNVR500(2011年3月以降)の2機種でサポートされる予定。インターフェイスごと最大8台のスイッチをつなげることができ、ヤマハルーターがない場合は別途Windowsツールで設定を行なえるようになるという。

前面のマット仕上げがヤマハのルーター風。モードスイッチでリンク表示のモードを変えられる

 ここまでの話を聞けばわかるとおり、このSWX2200はヤマハルーターのポートを増設するための製品と考えてよい。今までのヤマハルーターでもスイッチを搭載していたが、ルーターであるが故に4ポート程度にとどまっていた。また、もともとスイッチが欲しいという声も多かったという。

 しかし、SWX2200をつなぐことで、ポートを拡張し、しかも管理までルーターと一体で行なえる訳だ。区分としては、既存のスイッチに付加機能を追加したスマートスイッチというジャンルだが、ルーターを介してSNMP管理も可能なので実質インテリジェントスイッチ相当の機能を持っているといえる。当然、ターゲットは既存のヤマハルーターのユーザーであるSOHO・中小企業である。

 製品の出荷はやや先で、2011年2月下旬を予定している。価格はオープンプライスだが、市販のインテリジェントスイッチより低廉なプライスになる予定。

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