公約通りマクロが復活
Office 2008 for Macでは見送られたマクロ/VBA(Visual Basic for Applications)が、公約通りOffice for Mac 2011で復活した。開発を担当するMac BUは、Windows版とのファイル/印刷物レベルでの互換性を重視しているため、Excel 2007向けに開発されたExcel VBAアプリケーションの多くが動作するものと期待される。
Windows版Excelで作成されたExcel VBAアプリがどの程度動作するのか、Vector上からダウンロード可能なもので試してみた。選んだのは「ガントチャート for Excel」と「CreateBarcode.xls」、「Excel家計簿(Mac)」の3タイトル、結果は”2勝1敗”に終わった(CreateBarcode.xlsのみ「実行時エラー53」が発生)。また、Excel VBAを利用したゲームもテストしてみたが、WindowsのDLLに依存するため動作しなかった。
なお、Office for Mac 2011に搭載されるVBAのバージョンは6.5とのこと。これはExcel 2003/2007と同じバージョンであり、OSの違いによる機能差を除いた実行環境としては同等と考えられるため、Excelの機能のみ使用するExcel VBAアプリは基本的に動作する、と考えてよさそうだ。