タッチパネルを利用したインターフェイスを採用
防水に加えてもう1つの目玉となっているのは、タッチパネル式の液晶ディスプレーを搭載し、多くの操作を画面に直接触れて行なう仕組みであること。ビクターはPICSIOの最初のモデルである「GC-FM1」でも、メニューを使わずにボタンを押すだけで操作が完結するメニューレスオペレーションを採用するなど、操作性にこだわりを見せていたが、今回はタッチパネルを使うことで水中撮影などでの操作性を高めている。
実際に画面を見てみると、たとえば動画撮影であれば画面上部に映像が表示され、中央下部に録画ボタン、その右側にデジタルズーム、左側にAEと設定用のボタンが表示されている。
ホーム画面では動画と静止画、音声のいずれを記録するかを選択するほか、動画の解像度などを選択するオプション画面にアクセスするためのボタンも表示される。シンプルな操作体系となっており、それほど迷わずに使えるのではないだろうか。
気になったのは、録画時にファインダーとなる画面領域が狭いこと。録画時、液晶ディスプレーの領域の中でファインダーとして使われるのは上部1/3程度でしかなく、撮影しているものの細部を十分に確認することができない。
ただ縦型ボディの場合、そもそも横方向に広い領域を確保できず、16:9など横長の映像を納めようとすると、どうしても映像を表示する領域が小さくならざるを得ない。このため、仕方がない部分ではあるのだが、せっかくの3型の液晶ディスプレーが十分に活かせないのは残念だ。
各種操作は基本的にタッチパネルで行なっていくが、これとは別に本体右側面に録画と動画/静止画の切り替え、ホールドの各ボタンが装備されている。液晶ディスプレーをしっかり見ながらの撮影ができない場面でも、録画ボタンにとりあえず指をかけておけば撮影できるというわけだ。
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