絶好調のB★RS痛単車!
14時40分、本番セッション開始。いずれの選手もフリー走行は様子見だったのか、本番セッションでは1周目から眼をみはるほどの好タイムを並べている。桂山選手が駆る「TEAM-VOCALOID & JUDGEMENT 初音ミク」CBR600RRも、早々に3分の壁を破るラップタイムをたたき出していた。
サインボードには、フリー走行からずっとペースアップの指示が出されたままで、桂山選手&「TEAM-VOCALOID & JUDGEMENT 初音ミク」CBR600RRの実力はまだまだこんなものじゃない、というチームの気迫が見て取れるようだ。やがて6周目、桂山選手は「2'52.710」という好タイムをゲット!
このセッションでの最高タイムは「2'23.545」だったが、これは排気量が倍近いC1クラスが出したタイムで、排気量600ccのC3クラス、しかも鈴鹿フルコース2度目のライダーが出したタイムとしてはこれ以上ない結果だ。結局、この6周目に出した記録が決勝タイムとなり、全7周にわたった本番ヒートは終わりを迎えたのだった。
そして、最終結果。なんと桂山選手&「TEAM-VOCALOID & JUDGEMENT 初音ミク」CBR600RRは、「ROAD STAR CHALLENGER 1」クラスのC3カテゴリーで、初参戦ながら見事に優勝!! 桂山選手にとっては、これまでのレース経験の中で今回が初めての表彰台とのこと。ポディウムの頂点で行なうシャンパンファイトでは、桂山選手は本当に嬉しそうに、そして誇らしげに、四方にシャンパンシャワーを振りまいていた。
桂山選手「まずは、たくさんの方々のご支援のもと、この場所に立てたことが本当に嬉しいですね。皆さん本当にありがとうございました。走っているあいだは色んな方からのご声援に背を押されている感じがして、周回を重ねるたびにどんどん楽しくなってきたし、いい感じにテンションを上げることができました。チームボーカロイドCBRにとっては今回がスタートラインのようなもので、これからの活動で少しでも2輪モータースポーツに脚光が当たるようになってくれたら嬉しいですね。個人的には、夢はボーカロイド仕様のバイクで鈴鹿8耐への出場です。それまでせいいっぱい頑張りますので応援よろしくお願いします!」
桂山選手と痛単車の今後の活躍に期待しよう!