7月14日、日立製作所はブレードサーバー「BladeSymphony」のラインアップに「UNIXサーバーに匹敵する柔軟性と拡張性 」を謳うハイエンドモデル「BS2000fx」を追加した。7月15日より販売開始、10月29日より提供開始する。
BS2000fxは、サーバーシャーシー最大4台(サーバーブレード最大32台)とI/Oボードを増設するI/Oスロット拡張装置最大8台(I/Oボード最大128枚)を、システム要件に応じ自由に組み合わせてシステムを構築できる統合サービスプラットフォーム。
システム要件にあわせI/Oボードを柔軟に割り当てることが可能なシステム拡張ファブリックでシステムを接続しているため、I/Oボードの搭載場所やサーバーブレードとの配線などを変更することなく、システム構築や構成変更が可能となっている。また、サーバブレードとI/Oボードの割り当てをファブリック・コンソールと呼ばれるGUIツールから構成できる。さらに、N+1のコールドスタンバイ構成をとる場合、従来ではブレードごとに予備ブレードが必要だったが、I/Oを仮想化したシステム拡張ファブリックにより、障害時にもI/Oボードを継承できる。これにより、ブレードサーバーとI/Oボードの台数自体を削減することが可能になる。主な仕様と価格は以下の通り。
製品名 | 構成 | 価格 |
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BS2000fx | 【サーバーシャーシ】 サーバーブレード 最大8 PCI Expressスイッチ 最大4 LANスイッチモジュール 最大2 マネジメントモジュール 最大2 幅447×奥行き820×高さ441mm(10U) 【I/Oスロット拡張装置】 PCI Express 2.0スロット 16 幅445×奥行き700×高さ174mm(4U) |
546万8400円から |
搭載可能なブレードサーバーはCPUにXeon E7540(2GHz)/X7550(2GHz)/X7560(2.26GHz)最大2、メモリ最大256GBの「高性能サーバーブレード」、CPUにX5680(3.33GHz)/ X5670(2.93GHz)/ E5640(2.66GHz)/L5630(2.13GHz)/E5503(2GHz)最大2、メモリ最大144GBの「標準サーバーブレード」の2種類が用意される。高性能サーバーブレードの価格は1163万4000円から。