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ボリューム容量仮想化機能の標準搭載

日立、「AMS2000シリーズ」を機能強化

2010年06月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月23日、日立製作所は、ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000」(以下、AMS2000)シリーズへのボリューム容量仮想化機能の標準搭載や増設ディスクアレイ筐体の対応ディスク拡充などの機能強化を発表。同日より販売を開始した。

ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000」シリーズ

 具体的には、「AMS2000シリーズ」の最上位モデル「AMS2500」をはじめ3機種に、従来オプション機能であったディスクアレイの容量使用効率を最大化できるボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」(日立ダイナミックプロビジョニング)を標準搭載。通常の「増設筐体」に比べ、約2倍以上の密度で増設できる「高密度拡張筐体」に、SASハードディスクドライブ(以下、HDD)が搭載できるようになった。ラインナップは以下の通り。

製品名 最小構成 価格
AMS2500 デュアルコントローラ
ファイバチャネル 8ポート(8Gbps)
キャッシュメモリ 4GB
容量約285GB~
ボリューム容量仮想化機能標準搭載
1033万5150円から
AMS2300 デュアルコントローラ
ファイバチャネル 8ポート(8Gbps)
キャッシュメモリ 4GB
容量約285GB~
ボリューム容量仮想化機能標準搭載
783万1950円から
AMS2100 デュアルコントローラ
ファイバチャネル 4ポート(8Gbps)
キャッシュメモリ 4GB
容量約285GB~
ボリューム容量仮想化機能標準搭載
316万2600円から

 また、日本オラクルとの共同検証により、「AMS2000シリーズ」と日本オラクルの「Oracle Database 11g Release 2」を用い、更新データのみのバックアップを行なう「高速増分バックアップ」と格納データ全体のバックアップを行なう「高速フルバックアップ」を併用した効率的なバックアップシステムの提供も発表された。

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