6月23日、日立製作所は、ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000」(以下、AMS2000)シリーズへのボリューム容量仮想化機能の標準搭載や増設ディスクアレイ筐体の対応ディスク拡充などの機能強化を発表。同日より販売を開始した。
具体的には、「AMS2000シリーズ」の最上位モデル「AMS2500」をはじめ3機種に、従来オプション機能であったディスクアレイの容量使用効率を最大化できるボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」(日立ダイナミックプロビジョニング)を標準搭載。通常の「増設筐体」に比べ、約2倍以上の密度で増設できる「高密度拡張筐体」に、SASハードディスクドライブ(以下、HDD)が搭載できるようになった。ラインナップは以下の通り。
製品名 | 最小構成 | 価格 |
---|---|---|
AMS2500 | デュアルコントローラ ファイバチャネル 8ポート(8Gbps) キャッシュメモリ 4GB 容量約285GB~ ボリューム容量仮想化機能標準搭載 |
1033万5150円から |
AMS2300 | デュアルコントローラ ファイバチャネル 8ポート(8Gbps) キャッシュメモリ 4GB 容量約285GB~ ボリューム容量仮想化機能標準搭載 |
783万1950円から |
AMS2100 | デュアルコントローラ ファイバチャネル 4ポート(8Gbps) キャッシュメモリ 4GB 容量約285GB~ ボリューム容量仮想化機能標準搭載 |
316万2600円から |
また、日本オラクルとの共同検証により、「AMS2000シリーズ」と日本オラクルの「Oracle Database 11g Release 2」を用い、更新データのみのバックアップを行なう「高速増分バックアップ」と格納データ全体のバックアップを行なう「高速フルバックアップ」を併用した効率的なバックアップシステムの提供も発表された。