左右のスピーカーにモノラルアンプを搭載
DP-M1は幅102×奥行き161×高さ194mmとコンパクトスピーカーの部類に入る大きさで、出力は10W+10Wで8cmのOMFコーンを採用する。デザイン面でのアクセントになっているのは右スピーカーの正面に用意された音量調整用のノブで、電源をオンにすると周囲が青白く光る仕組みだ。
注目したいのは、左右のスピーカーのそれぞれにアンプが内蔵されているという点。PC用アクティブスピーカーの多くは、片側にのみアンプを内蔵し、その音声をケーブルを通じてもう片方に伝送する形が一般的である。
これに対してDP-M1は、左右のスピーカーのそれぞれにアンプを内蔵することにより、質量や内蔵構造をできるだけ近付け、それによって音質の差を解消しようとしている。
セッティングは、まず右側のスピーカーにACアダプターを接続し、そして音声信号用のケーブルと電源ケーブルで左右のスピーカーを接続する。通常のアクティブスピーカーであれば音声信号用のケーブルを接続するだけだが、両方にパワーアンプを内蔵するDP-M1では直接ACアダプターを接続しない左側のスピーカーにも電源を供給する必要がある。
右側のスピーカーの背面を見てみると、左側のスピーカーに接続するためのRCA端子と電源端子、ACアダプター用の端子に加え、左右のライン入力端子(RCAピンジャック)、光角形/同軸のデジタル入力端子が用意されている。光角形と同軸、アナログ(ライン入力)の切り換え用スイッチも背面に配置されている。
ND-S1と接続する場合は、光角形、または同軸ケーブルをスピーカーにつなぐ。これでiPodから出力されたデジタル信号がND-S1を介してデジタルのままDP-M1に伝送され、そこでDACによってアナログに変換された後、アンプを通してスピーカーから出力されるという流れになる。
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