電子書籍を読んでみよう
電子書籍は、小説やマンガ、雑誌、新聞、写真集といった紙の体裁を踏襲したものから、動画や音声、もしくは加速度センサーを利用したギミックが搭載されたコンテンツまで、幅広く展開されている。
ひとえに電子書籍といっても、ビューワーの違いでフォントの変更、フォントサイズの変更、ページ内検索の可否など、機能や使い勝手が異なる。ただし、iPadにおいてはページをめくる動作はフリック、ピンチでズームといったアクションはほぼ共通している。
ここではジャンルごと、縦画面・横画面での見え方の違いや機能による体感の変化などをチェックしてみよう。該当電子書籍へのリンクも張ってあるので、興味をもったらぜひ体験してほしい。
小説「死ねばいいのに」(京極夏彦、700円)
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| 日本でのiPad発売に合わせてリリースされたミステリー小説。映画のような予告映像も収録されている。読む感覚は紙とほとんど違いを感じなかった | ||||
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![]() | 書籍内のワード検索、フォントサイズの変更といったお約束以外にも縦書き、横書き表示の切り替えが可能。読みやすいフォントサイズにしてから読み始めたい | |
(C) 京極夏彦/講談社
コミック「青空ファインダーロック」(うめ、350円)
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| 「大東京トイボックス」(コミックバーズ)を連載中のうめ氏が描いた全27ページのコミック | ||||
![]() | 縦画面で読むことを推奨しているのか、横画面時には見開き構成にはならない。といっても文庫サイズほどなので十分文字は読めるし、拡大も可能なので細かい描写も楽しめる。最下段タップで5ページごとのページ飛ばし機能もアリ |
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(C)UME/OZAWA Takahiro,SEO Asako
画集「KUSANAGI 背景コレクション Vol.1 日本の風景 for iPad」(600円)
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| 背景専門アニメ制作会社「草薙」の背景画集。同社はアニメだけでなく、ゲームで「ファイナルファンタジー」「ぼくのなつやすみ」「ラブプラス」などの背景も担当する | ||
![]() | 画集としての機能だけでなく、スライドショー機能やクロック機能も備えている。読むというよりは眺めるといった感じの電子書籍だ。のどかな音楽とともに日本の風景を楽しんでほしい。なおDockとの接続を考えてか縦画面のみとなっている |
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(C) Kusanagi / Kadokawa DIgix Incorporated
写真集「三好和義『楽園』写真集#01 『OGASAWARA - 世界遺産になる島 小笠原』」(無料)
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| 三好和義の写真集。小笠原諸島の自然がテーマとなっている。発色も良好で、視野角も広い液晶なので体勢を気にせず楽しめる写真集だ。 | ||
![]() | スライドショー機能があれば、デジタルフォトフレームとして飾っておきたいのだが…… |
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(C) 2010 Kazuyoshi Miyoshi/Webooks Inc.
新聞「産経新聞HD」(無料)
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| iPhoneに続いて、iPadでも産経新聞が読める。液晶サイズが9.7インチとなって、だいぶ読みやすくなった印象 | ||
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| 見出しはズームせずとも読めるが、本文はズームしないと読むのはキツイ。また関連記事へのリンクなどはなく、紙面をそのまま取り込んだ形だ。各面への移動はプレビュー付きで、新聞よりも見たい面を探しやすい。縦画面か横画面で読むかは好みで分かれそうだ | ||
(C) The Sankei Shimbun, Sankei Digital & YAPPA
海外雑誌「WIRED」(600円)
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| 米国誌。動画広告の再生や画面タップで本文が変わるなど、紙+ウェブのような雰囲気の作り。ズームはできないが、本文のフォントサイズも大きく、紙のように開いてすぐ読めることに注力している | ||
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| 縦/横に端末を持ち替えることでレイアウトが大きく変化するため、どの向きでも読みやすい | ||
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| 米国のメジャー誌の電子書籍はほぼこのスタイル。「電子書籍」というワードに興味があるなら、読んでおきたい1冊 | ||
(C)2010 Condé Nast
国内雑誌「マガストア 電子雑誌書店」(無料)
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| 50種類以上の雑誌を扱う「マガストア」。既存の雑誌がiPadでどう見えるのか、「Newsweek」を購入してチェックしてみた | ||
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| 紙用のデータをiPad用にコンバートしただけのため、リンク機能などはない。見やすさでいえば、そのままだとやはり本文が小さくてズームするほかない | ||
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| ただ見出しは大きく見やすいので気になる見出しを見つけたらズームという、紙と同じ感じで読み進められる。見出しをタップすると付随本文周辺をズームという機能がほしいところだ | ||
(C) 2009 DENTSU / Yappa
国内雑誌「PhotoJ.1」(115円)
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| 「読む写真誌」。ページ内に埋め込まれた動画やコメント機能、毎日新聞の最新ニュースへのアクセスなど多機能な媒体となっている。iPad前提というだけあり、とくに拡大しなくても読みやすいフォントサイズが標準となっている(もちろん、拡大縮小可能だ) | ||
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| 国内主要メディアでは初めて、縦画面と横画面で異なるレイアウトを採用 | ||
![]() | 各特集の最下段ではその特集で使用された写真を大きく表示できるなど、「写真誌」としての機能もある |
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(C) 2010 THE MAINICHI NEWSPAPERS. All rights reserved.
絵本「Allice for the iPad」(1000円)
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| 加速度センサーで、画面にある時計や瓶を動かしたりできる「動く絵本」。子どもだけでなく、大人でも触って楽しい。フォントサイズも大きくて読みやすい | ||
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| 本文は英語となっているが、比較的簡単な内容なので、こっそり勉強しておき、お子さんと一緒に読んで触って動かして楽しんでほしい | ||
(C) 2010 Atomic Antelope
図鑑「元素図鑑: The Elements in Japanese」(1600円)
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| 元素を楽しく学べる書籍。それぞれの元素の解説だけでなく、細かい科学的な数値、その元素が使用されている物の写真、動画などが表示されるため、分かる範囲から興味を持ちながら読み進められる作り | ||
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| 写真の大半は横軸360度に回すことができ、どんな形状をしているかもチェックできるユニークな作りとなっている。本というよりはマルチメディア | ||
(C) 2010 Theodore Gray
※後編に続く
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筆者紹介──林 佑樹
フリーランスの編集・ライター。なぜかカメラマン業務も時折こなす。紆余曲折あって、PCからゲーム、家電、生活雑貨までやれちゃう体になった。最近は社会科見学を楽しみに生きている。理想の女性はホシノ・ルリ。
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