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ウィルコム、会社更生法申請 新スポンサーの下で再スタート

2010年02月18日 19時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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 各メディアで既報のとおり、PHSで知られるウィルコムが2月18日に東京地裁に会社更生手続の申し立てを行なった。負債総額は2060億円。

 これに合わせて、企業再生支援機構に支援の申し込みをしており、ソフトバンクおよびアドバンテッジパートナーズと協議をしていること、また現在のユーザーには従来どおりのサービスを継続提供することを発表している。

久保田幸雄氏 記者会見を行なうウィルコム代表取締役 久保田幸雄氏

 16時半から都内で行なわれた記者会見では株式会社ウィルコム代表取締役 久保田幸雄氏が登壇した。

 会社更生法申請に至った経緯として、次世代技術のXGPへの投資が重かったことが挙げられた。2007年の2.5GHz帯免許取得時は、現行PHSで創出できるキャッシュフローで投資が可能だと考えていたが、競争環境の予想以上の激化によって想定していたキャッシュフローの創出が厳しくなった。それに加え債務のリファイナンスの問題、既存株主からの追加出資が難しいという状況が生まれたとした。

 一方で現行PHSについては、音声/情報を安く提供できる技術であり、携帯電話とはまったく違うマーケットが存在するとし、昨年秋以降絞られていたCMや営業活動といったマーケティングへの投資を、新スポンサーによる財務的な裏付けの元で再度行なうことで、まだまだ新たな可能性があると語った。

 スポンサー候補である各社との協議内容については、「現在は支援を要請した段階。今後具体的な中身について詰めていく予定」として詳細には触れず、「XGPについても積極的な考えをお持ちだと聞いている」とまでにとどめられた。

 なお現在のユーザーに対しては継続してサービスを提供することを強調するとともに、NTTドコモのMVNOとして提供している3Gデータ通信サービスについては「これからも継続できるようにこれまでと同じように(NTTドコモに)お願いをしていきたい」、スマートフォンを含む端末についても「引き続き開発をお願いしたいと考えている」と前向きな姿勢を示した。

 現経営陣は経営責任を取って全員辞任する方向であり、新スポンサーのもと新体制で再建を目指すことになる。

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