キットレンズはすべて手ブレ補正機能付
発売は2月26日、すでに一部量販店などでは予約が開始されている。ボディのみの価格は8万9800円前後、「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」付属のレンズキットが9万9800円前後、「EF-S 18-55mm~」にプラスして「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS」も付属するダブルズームレンズキットが12万9800円前後、そして「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS」付属のレンズキットが12万9800円前後となっている。
エントリークラスにしては少々高めの設定だが、価格に見合うだけの性能は備えているといってよい。
「EOS 7D」のスペックを受け継ぐ高機能
撮像素子には有効画素数約1800万画素のCMOSセンサーを採用、ミドルレンジ機である「EOS 7D」と同等の画素数になった。約1500万画素だった「Kiss X3」から順当にスペックアップしたことになる。撮影モードの変更はなく、基本機能は「Kiss X3」をそのまま受け継いでいる。AFシステムも従来通りなのは少し残念だが、測光システムを「EOS 7D」と同じ63分割デュアルレイヤー測光センサーにしたことで、露出精度は前機種より向上している。また、露出補正幅も「Kiss X3」の±2段から±5段に広がった。
本体サイズは128.8(幅)×97.5(高さ)×75.3(奥行き)mmと、Kiss X3に比べ厚みが若干薄くなった。重量は475gで、5gほど軽くなっている。