アイソレーションキーボードは
モバイル機でも19mmピッチを実現
VAIOシリーズは2008年から、キーとキーの間隔が空いた「アイソレーションキーボード」を採用している。アイソレーションキーボードは、一般的な台形のキーに慣れていると初めは少し違和感を感じるが、爪の長い女性でも使いやすいとか、隙間にホコリがたまりにくいなど多くのメリットもある。新しいVAIO Sでは、モバイルノートでありながらデスクトップ並みのキーピッチ19mmを確保しており、とてもタイピングしやすい印象を受ける。パームレストがキートップとほぼ同じ高さとなっており、とても安定したタイピングが可能だ。
![]() | アイソレーションキーボードを搭載。キーとキーの間隔が空いているので、爪を伸ばした女性でもタイプミスを防げるという。キーピッチは19mmと広く、Enterキーも大型なのでタッチタイプもしやすい。手前のパームレストも汚れが付きにくく、手首が乗せやすい形状をしている |
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ポインティングデバイスは、スクロール機能やサークルスクロール、ズーム、フリックなどのジェスチャー機能に対応した新しいタッチパッドを採用している。
気になるバッテリー駆動時間とパフォーマンスは?
![]() | キーボードの右奥には2つのスイッチと照度センサー(赤枠内)がある。[VAIO]スイッチは「Media Gallery」というマルチメディア管理ソフトが、[ASSIST]スイッチは、メンテナンスやトラブル対処の窓口になる「VAIO Care」というソフトが起動する。詳細は特集3回目を参照のこと |
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VAIO Sのカタログ上のバッテリー駆動時間は、標準で5時間となっている。VAIO Sは本体に照度センサーを備え、周囲の明るさに応じてバックライト輝度を自動調節する機能を新たに搭載している。周囲が明るければバックライトも明るく、暗ければ暗くすることで、適度な明るさとバッテリー駆動時間のバランスを取るわけだ。
![]() | ![]() | |
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| 左は最大輝度の状態で、右はセンサーを指でふさいで暗くしてみた状態。画面が暗くなっているのがわかる | ||
それでは実際にどれくらいバッテリーが保つのか、バッテリーベンチマークテスト「BBench」を試用して測定してみた。BBenchの設定はデフォルトのままで、キー入力とインターネット接続をオン、ネットワーク接続は無線LANで測定した。照度センサーはオンのままだが、室内で照明もほぼ一定の状態で計測している。
![]() | OS標準機能だけでなく、VAIO独自の省電力設定が用意されている。電源プランごとに、パフォーマンスやディスプレーの明るさなどをプリセットしておける |
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電源モードをプリセットされた「バランス」モードと「ECO」モードに設定してそれぞれ測定してみたところ、バランスモードで2時間45分、ECOモードでは3時間58分という結果となった。
![]() | VAIO Sのバッテリー駆動時間計測結果 |
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カタログスペックには及ばないものの、無線LANで約4時間インターネット接続しながら作業を続けられるというのは、13.3型ディスプレーと光学ドライブを装備するノートパソコンとしては合格と言える。なお、もっとスタミナが欲しいという人は、大容量の「バッテリーパック(L)」がオプションで用意されている。大容量バッテリー装着時のバッテリー駆動時間は、カタログ値で最大約7.5時間となっている。
パフォーマンス面は「PCMark05」(1.20)と、「3DMark06」(1.10)を使用して測定した。なおVAIO Sの場合、OSが64bit版のWindows 7 Home Premiumなので、PCMark05ではVideo Encodingのテストができない(Windows Media Encoder 9をインストールできないため)。そのため総合スコアは除外している。
| CPU | Memory | Graphics | HDD | 3DMark06 総合 |
|---|---|---|---|---|
| 5410 | 4878 | 2459 | 5219 | 1728 |
結果は表のとおり。CPUスコアは「5410」と、2.13GHz動作のデュアルコアCPUとしてはまずまずのスコアである。HDDスコアの5219は、モバイルノートとしてはかなり優秀なスコアだ。
一方3DMark06の結果は、「1728」というパッとしない結果となった。独立GPUを搭載したノートと比較すれば当然ながら見劣りしてしまうが、安価な統合型グラフィックスではこんなものだろう。
実売価格は15万円前後と想定されている。CULVノートなどと比べると割高に見えるかもしれないが、最新CPUによる安定して高い性能は快適だ。重さやバッテリー駆動時間も勘案すると、常時持ち歩いてどこでも使うモバイルノートと言うよりは、自宅と職場や学校の間で移動し、どちらでも快適な環境で作業をするためのノートに適するといったところだろうか。
もし、より高性能なモバイルノートを求める場合は、CTO方式で販売されるVAIO OWNER MADEモデルを選択するのがいいだろう。こちらはCore i7-620M(2.66GHz)や8GBメモリー、独立GPUのGeForce 310Mなどを選択でき、デスクトップ顔負けの性能を発揮できる。
| VAIO S VPCS119FJ/B の主な仕様 | |
|---|---|
| CPU | Core i3-330M(2.13GHz) |
| メモリー | DDR3-1066 4GB |
| グラフィックス | CPU内蔵 |
| ディスプレー | 13.3型ワイド 1366×768ドット |
| ストレージ | HDD 500GB |
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
| 無線通信機能 | WiMAX、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1 |
| サイズ | 幅329×奥行き228.5×高さ27.6~31.5mm |
| 質量 | 約2kg |
| バッテリー駆動時間 | 最大 約5時間 |
| OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
| 実売価格 | 15万円前後 |
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