「ディスク保存」ならソニー
「かんたん視聴」なら三菱がおすすめ
3回にわたって、10万円前後で手に入るスタンダードモデルをさまざまな角度から比較テストをしてきたが、最後にトータルでの印象を総括しよう。
画質については好みもあるが、大きな差はない。BDソフトの再生も標準的で決して悪くはないが、高級BDプレーヤーに迫るような高画質・高音質を期待するなら、最上位モデルを検討した方がいい。
「ディスク保存してこそレコーダー」という点では、ソニーがもっとも使いやすいと感じる。録画番組の編集だけでなく、静止画のスライドショーやアルバム作成ができるので、自分で撮った静止画や動画をディスクで保存したい人にも便利だ。
「テレビを気軽に録画・再生したい」なら、三菱がおすすめ。なんといっても、ほぼ自動で本編だけを再生できる「オートカットi」は便利。リモコンも基本操作主体で使うなら誰でも簡単に操作できる。惜しいのは長時間録画が最長5.5倍と、ほかの8倍に比べて短い点だけだ。
パナソニックは飛び抜けたところはないのだが、編集もきちんとできるし、録画予約や再生も使いやすい。おそらくはレコーダーを使い慣れた人も、初めて使う人も、誰でも戸惑うことなく使えるのはパナソニックだろう。ユーザーを選ばない優等生モデルだ。
さて、スタンダードモデルは各社BDラインナップの基本機能を押さえており、つまりここまでで最新BDレコーダーの基本部分は解説したわけだ。しかし、各メーカーが力を入れて開発したオリジナルの機能が多く盛り込まれているのは上位機種だ。
そこで次回は、特集の締め括りとして各社の最上位機種について比較していく。
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