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ウイルス定義ファイルの20%ダイエットにも成功

Google Chromeにも対応した2010年版マカフィー

2009年10月20日 06時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 今年は他社に出遅れる形となった、マカフィー(McAfee)の個人向けセキュリティーソフトだが、そのアップデートの内容は他社と見劣りするところはなく、むしろ精力的に改善していることがわかる。

 17日に発表されたのは以下の「McAfee 2010シリーズ」3製品。いずれも11月6日発売。

「マカフィー トータルプロテクション」
下記2製品の機能に加えて、メールやメッセンジャーに含まれるURLにも、接続先の安全性をチェックする「サイトアドバイザプラス」を搭載
「マカフィー インターネットセキュリティ」
アンチウイルス プラスの機能に加えて、家庭内LANに接続されたPCのセキュリティー状況をチェックする「Network Manager」や、名前やクレジットカード番号の送出時に警告を出す「個人情報保護機能」、子供が不適切なWebサイトにアクセスすることを防ぐ「保護者機能」などを搭載
「マカフィー アンチウイルス プラス」
ウイルス/スパイウェア対策などの基本的なセキュリティー機能のみ提供

McAfee 2010シリーズ。左上が3PCライセンスのトータルプロテクション、右上は同じく3PC用のインターネットセキュリティ、左下は1PC用のアンチウイルス プラスのパッケージ

 主な新機能としては、Windows 7への対応、PCの起動・終了時のウイルススキャン時間の短縮、スキャン時の消費リソースの低減といった他社と同様の機能改善のほか、以下の特徴がある。

  • ウイルス定義ファイルを従来より20%縮小しつつ、検出・駆除範囲を拡大
  • インストール直後の初回スキャン時に、ウイルス感染や悪意のあるプログラムを多数検出した場合、自動的に検出レベルを最大に引き上げて徹底したスキャンを行なう「スーパーモード」の搭載
  • 保護者機能の対応Webブラウザーに、Google Chromeを追加

 なお、同社では2010年春にもさらにメジャーバージョンアップを予定している。利用契約期間内であれば、このメジャーバージョンアップも無料で受けることができるという。


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