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【Loadtest】編集部オカモトの今日も明日もテレビを録画 第3回

お彼岸の連休はBDディスクを大量消費

2009年09月18日 16時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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CMをカットしてBDにダビング
最近は2層のBD-R DLを中心につかっている

 さてBDへのダビングだが、特に変わったことはしていない。録画した番組からCMをカットして、番組ごとに1枚のディスクにダビングする。CMもその時代を記す大切な情報だから消すのはもったいない……という意見があるようだが、どうなんですかね。個人的にはあまり興味がない。

 CMカットを連休中に全部やるのは大変なので、本編とCMの間にチャプターを区切る作業だけは貯めすぎないように、毎日もしくは毎週末に作業している。

 もっとも今時のBDレコーダーには、自動で本編とCMの間にチャプター点を区切るオートチャプター機能があるので、それをベースにしつつ、ズレている箇所を直したり、足りないチャプターを追加する。そしてダビングの直前に不要なチャプター(つまりCM部分)を削除する。

チャプターを確認

ソニーのBDレコーダーによるオートチャプター機能はかなり強力。それでも数フレームずれることがあるし、番組の最後はチャプターが打たれていないこともある。それを確認して修正する

 若干悩むのはメディアの選択。第1回でも記したように、UHF局であるMXTVやテレ玉はかなりビットレートが低め。またデータ放送がカットされるレコーダーがほとんどになっている。というわけで、25GBのBD-R1枚の地デジ録画時間は約3時間、などとメーカーサイトには書かかれていても、実際には5時間超の映像が保存できる場合がある。

局や番組によって、録画データのサイズが違うのは第1回でも紹介したとおり。このサイズにはCMも含まれているので、30分番組の本編24分とすれば0.8を掛けるとBDに保存するときのサイズに大まかになる

BDは24GB

BD-Dをフォーマットすると、ソニー製レコーダーの場合、空き容量は24GBとなる。12話なら1話あたり約2GB(CM込みで約2.5GB)、13話なら約1.85GB(CM込みで約2.3GB)が大まかな目安になる

 なので、1クールのアニメ(12~13話)からCMをカットした場合、BD-R1枚に収まるケースもある。ちなみにソニーのレコーダーであればタイトルごとに小数点1桁まで、パナソニックのDIGAであればMBの単位まで録画データのサイズがわかるので、これを元にディスク1枚に入るか計算する。

DIGAではMB単位で容量が見える。その代わり、BD1枚の空き容量はこちらでは22454MBとなっている。また、キー局の場合は録画データのサイズはかなり大きめ。1本2900MBだとすると、0.8で掛けても2320MB。BD-R1枚に10話も入らない。こういう場合は素直に2層のBD-R DLを用いている

 とはいえ最近は2層のBD-R DLが低価格化しているので、1クール作品については基本的に全部無劣化のDRで録画して、BD-Rに収まらないならBD-R DLに変更している。2クール作品については1枚に収める取り回しを優先して、BD-R DL1枚に入りきらないならばH.264に変換してダビングする。

 そのような用途に有利なのはDIGAだ。H.264(AVC)録画での画質の良さもさることながら、DIGAであればメニューから「レート変換」を選択しておけば、あとはレコーダーの電源を切っておけば、暇な時間を見つけて勝手に変換しておいてくれる。

DIGAの美点はH.264(AVC)に電源切時に自動で変換する機能を持っていること。さらに最新機種ではHDD内ダビングに対応し、ダビング回数を1回減らすことで、画質がことなる複数の録画データをHDDに置くことが可能になった

 一方ソニーのBDレコーダーは、最新モデルを含めてH.264に変換できるのはBDにダビングするタイミングのみ。この変換は映像と同じ時間かかるので、下手したらダビングに10時間以上の時間がかかるケースもありえる。その間レコーダーの使用に制限がかかるわけで、自分のような使い方にはDIGAのほうが上と言えるだろう。

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