家の事情で絞られるラインナップ
一口にREGZAといっても製品ラインナップは豊富である。ZX8000/ZH8000/Z8000/FH7000/H8000/C8000/A8000シリーズの7ラインナップがあり、さらにそれぞれに複数の画面サイズが用意されている。
ただ、我が家のリビング事情を考えると画面サイズは限られてくる。テレビと視聴位置までの距離はおおよそ1.5~1.8m程度であり、あまりに大きいとむしろ見づらい。また、バラエティ番組は大好きだが、お笑い芸人の顔を大画面で見ようとは思わないのである。REGZAのサイトでも、この視聴距離であれば32V型がベストではないかということであった。
REGZAのラインナップを見てみると、32V型が用意されているのはHとC、そしてAシリーズである。HDD搭載でしかも2番組同時録画が可能なZHシリーズに惹かれていたのだが、残念ながら最小サイズが47V型ということで、十分な視聴距離が確保できない(さらにそもそも高い)。そこで、32V型があってなおかつHDD搭載で録画可能な「H8000」シリーズをチョイスした。ちなみに購入価格は10万円ちょっと。1インチ1万円と言っていた時代が嘘のようである。
ケーブルテレビチューナーの接続に思わぬ落とし穴が!?
テレビが届いたら、早速セッティングである。昔ならアンテナをつないで終わりだったが、今ではDVDレコーダやゲームなど、さまざまな機器を接続しなければならない。これまでのブラウン管テレビにつながっていた機器は、ケーブルテレビのチューナー、ゲーム機(Wii)、そしてDVDレコーダで、いずれもRCA端子で接続していた。これをすべてREGZA H8000に差し替えるわけである。
REGZA H8000は4つのHDMI入力端子が用意されているので、すべてHDMIに切り替えられると喜んでいたのだが、そうはうまくいかなかった。まずケーブルテレビのチューナーはD端子こそあるもののHDMI出力端子がない。BSデジタルがようやくキレイな映像で見られると思っていただけに、これはかなり残念な仕様である。
さらにWiiもRCA端子を使う通常のAVケーブルやコンポーネントAVケーブル、S端子ケーブル、D端子ケーブルは用意されているが、HDMIケーブルはなかった。
ただ、そもそもWiiの解像度は最大でも480pであり、HDMIの必要性をそれほど感じるわけでもないので、素直にこれまでどおりAVケーブルで接続する。ただ、画面が大きくなった分、ブラウン管テレビでプレイしていたときよりも「もやっと」感がある。少しでもクリアになるように、S端子ケーブルでの接続を検討しているところである。
DVDレコーダーはさすがにHDMI出力端子があり、ここでようやくREGZA H8000のHDMI入力端子を利用できた。実際に撮りためた番組を再生すると、その解像感はさすがにブラウン管テレビの比ではなく、地デジ番組を録画したメリットをようやく実感した次第である。
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