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コスト削減100本ノック 第9回

定額制通話の登場でますます利用価値が高まった

【9本目】iPhone+グループウェアで業務効率もアップ

2009年07月22日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp
記事協力●ネオジャパン

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圧倒的なコストパフォーマンス「desknet’s」

 こうしたグループウェアの代表として、多機能・低価格を売りにしたネオジャパンの「desknet’s」が挙げられる。desknet’sは、スケジュールや設備予約、Webメールなど、多くの企業で利用可能な全23もの機能が搭載されている。また、サーバ1台導入すれば、あとはWebブラウザのみあればよいという手軽さや、すでに10年の実績を誇る使いやすさなどが大きなメリットとなっている。

desknet’s最新版の機能一覧

 特にコスト削減時代にうれしい高いコストパフォーマンスが大きな売りだ。desknet’sは前述した通り、23の機能が標準で搭載されており、5ユーザー版で3万9800円から導入できる。これに対して、他社のグループウェアは、基本機能以外を追加するにはオプション料金が発生し、さらにユーザーライセンスも人数的に細かい刻みがない。そのため、グループウェア導入の予算を有効活用したいのであれば、desknet’sを選択しておけば問題ないだろう。

 そして冒頭に書いた外出先でも使いたいというニーズにおいても、desknet’sはお勧めだ。desknet’sは古くからiモードなどの携帯電話に対応しており、今ではWebブラウザのある機種であれば全キャリアで利用できる。もちろん、いくら携帯電話に対応していても、社内にdesknet’sのサーバがある限りは、遠隔から安全にサーバを利用するためのリモートアクセスVPNの仕組みが別途必要だ。しかし、desknet’sには「Applitus(アプリタス)」というサービスの元、インターネット経由で利用できるSaaSが用意されている。SaaS版では外部にアプリケーションをホスティングするため、携帯電話からでも容易にアクセスできる。

ソフトバンクモバイルユーザーに朗報
専用クライアントで操作はもっと直感的に

 そして、昨年からは話題のiPhone 3G版とS!アプリ版の専用クライアントを投入した。iPhone 3G版では主要な16機能がサポートされており、インターフェイスももちろんiPhone 3G専用にカスタマイズされている。iPhone 3Gならではのタッチパネルで直感的に操作でき、ストレスを感じさせない。

iPhone版のイメージ。16機能が使える

メニューももちろんiPhone 3Gに最適化

 また、S!アプリ版は6機能を搭載し、フルワイドVGAサイズ横画面、VGAサイズ縦画面、QVGAサイズ縦画面などの3つのバージョンが用意されている。特にフルワイドVGAサイズ横画面は、922SHのようなQWERTYキーボード搭載のインターネットマシン922SHなどでの利用に向いており、操作性や一覧性もきわめて高い。十字キーやメニューキーを多用し、携帯電話でありながら、PCのように利用できるのだ

S!アプリ版のQVGA版はどの端末も使える

全6機能をサポートしており、スケジュールも利用できる

 このようにソフトバンクモバイルとdesknet’sは相性がよい。ソフトバンクモバイルを利用しているユーザーには、圧倒的にdesknet’sがお勧めなのだ。

(次ページ、テレコムサービスがdesknet'sと携帯電話を組み合わせる理由)


 

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