13. @YOUR SIDE / shu-tP
今回のラインナップでは少数派になったクラブミュージック。強めのキックが気持ちよく、そこに英語版VOCALOIDのSweet Annの声が安定して乗ってくる。日本語が乗ってくるとリスナー向けのテクノポップになりがちだが、こちらはクラブ寄りの踊れるハウスだ。曲はshu-tP、ニコニコ動画以外にもmuzieなどでインストのDTMサウンドを投稿している古参クリエイター。フジテレビのインターネット番組「SOLiVE24」にも楽曲を提供しているという。
主なタグ: 海外組VOCALOID/良作浮上リンク/Annの本気
14. えかきうた / No.D
倉橋ヨエコのような曲調が特徴の、不思議な和製ロック。2分38秒からのベース、ピアノにつながる展開でぐっと世界に引き込まれる。VOCALOIDはMEIKO、落ち着いた声質が暗めの歌詞を巧く演出する。曲はNo.D。普段はロックやポップスを中心に制作しているが、四つ打ちサウンドを基調にした「Particles」も聴くべき。
主なタグ: VOCAROCK/VOCALOID-PV/MEIKOオリジナル曲
15. バニラ婦人 / ナモナキP
トリを飾るのは、昭和歌謡アレンジ風のロックサウンド。PVで作られた物語世界を音楽が演出するという構図が完璧に作られた、さながら「大人版みんなのうた」。VOCALOIDはMEIKO、ラスト数秒に入る波音混じりの「鼻歌」を聴いた後にはVOCALOIDに対する考えが変わってくるはず。曲は、ひたすらMEIKOを使いつづけるナモナキP。ニコニコ大百科での紹介が面白いのでご一読を。
主なタグ: MEIKOオリジナル曲/クラシカ/やすおとよしえ