暗い室内をパーティモードで撮る
誕生日パーティなどでストロボを使わずに雰囲気のある写真を撮れるのが「パーティモード」や「キャンドルライトモード」と呼ばれるモードだ。当然感度が上がるのでノイズが増えてしまうが、自然光だけの自然な感じの写真が撮れる。
キヤノン EOS Kiss X3
Kiss X3にはパーティ用のモードが無いのでストロボ発光禁止オートで撮り比べてみた。標準プログラムではISO 12800で1/60秒、発光禁止モードではISO 1600で1/13秒となる。傾向としては他社のパーティモードと近いストロボ発光禁止モードのほうが、シャッタースピードを遅くしている。
標準プログラムだと単純に暗いシーンで手ぶれしないよう、最低限のシャッタースピードを維持しつつISO感度でカバーしてるようだが、パーティモードやKiss X3の発光禁止モードはある程度シャッタースピードを犠牲にしても無理にISO感度を上げないで撮るようにしている。
ニコン D5000
標準ではISO 3200、キャンドルモードではISO 1600と感度は標準のほうが高い。シャッタースピードは標準で1/125秒となり、キャンドルライトモードは1/30秒まで落ちる。測光分布やシーンを判定してローソクの明るさに影響されないように露出制御されている。
ペンタックス K-m
標準プログラムではISO 3200で1/30秒、キャンドルライトモードはISO 800で1/6秒。無理に感度を上げない方向性は他社製品と同様。
オリンパス E-620
標準モードではISO 3200で1/50秒、キャンドルモードではISO 800で1/6秒とかなり遅いシャッターになるが、状況を考慮した組み合わせになっている。
パナソニック LUMIX DMC-GH1
標準プログラムではISO 3200で1/25秒、パーティモードではISO 400で1/5秒と、露出の組み合わせはシーンに応じて変化している。ただ、標準プログラムでも明るさのバランスはよく撮れてる。
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