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PSP goで携帯ゲームはダウンロード時代へ

2009年06月03日 14時48分更新

文● 編集部

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携帯ゲームの「ソフトを保存する」流れが加速

 ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE)は3日、携帯ゲーム機「PSP」シリーズ最新作「PSP go」を発表した。国内での発売は11月1日を予定しており、価格は2万6800円。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色だ。

PSP go使用イメージ。本体は従来比で約50%の小型化を実現している

 現行シリーズとの最大の違いは、ゲームソフトをセットするUMDドライブを搭載せず、ウェブ上で販売しているゲームを本体内蔵の16GBのフラッシュメモリーにダウンロード保存してプレイすることだ。

 ゲームは、無線LANもしくはPlaystation 3と接続してインターネットサイト「Playstation Store」で購入する。本体に同梱されるソフト「Media Go」を使用することで、パソコンと接続してゲームをダウンロードすることもできる。

スライド式の本体デザインを採用。スライドを閉じた状態で時計やカレンダーを表示する機能も

 また、外装にスライド式の本体デザインを採用することで128×16.5×69mm(前モデルは169.4×18.6×71.4mm)の小型化を実現。重量は約158gと軽量化した(同じく約189g)。シリーズ初代の「PSP-1000」が約280gだったのと比べれば半分ほどになっている。

 SCEではPSP goのコンセプトに「映像や音楽、ゲームといったコンテンツを手軽に持ち出せる」を掲げている。PSP-3000での「ゲームをダウンロードして持ち歩く」というニーズから開発されたもので、あくまでPSP-3000と併売をしていく考えだ。

ゲームはPCと接続してダウンロードするMedia Go(左)か、Playstation Store上で購入する(右)

Media Goを使用し、PC経由でCDから音楽を取り込み、そのときの「気分」によって楽曲を選択して再生する「SensMe channels」という機能も備える

 またBluetooth接続に対応しており、対応のヘッドホンやPlayStation 3のワイヤレスコントローラーを使用できる。ゲーム機能を一時停止した状態でもクロスメディアバー(XMB)を起動して音楽を再生することも可能だ。

 なおSCEでは同日、ゲーム開発者向けにライセンス契約の流れを簡略化するなど、ダウンロード専用の小容量ソフトウェア開発を支援する施策を発表している(関連リンク)。PSP goでは、ミニゲーム感覚で気軽にゲームをプレイする機会も増えるかもしれない。


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