田代まさし氏がゲスト審査員&招待作品の監督に
ニコニコ動画を運営するニワンゴが2007年11月から開催してきた、ユーザー参加型の映像コンテスト「国際ニコニコ映画祭」。10回目となる今回は名称を「新国際ニコニコ映画祭」とあらため、ゲスト審査員に田代まさし氏を迎えて開催することになった。
2日に都内で開催された記者会見の模様は、ニコニコ動画内の「ニコニコ生放送」でリアルタイム配信された。冒頭の登壇時、派手に転倒してみせた田代まさし氏に「さすが田代www」とコメントがつくなど盛り上がりを見せた。
田代氏は今回、審査員としてだけではなく「招待作品」として、自身の監督による作品を投稿することになっている。
「(映画は)隠し撮りじゃないですよね?」というひろゆき氏のコメントに「正々堂々撮ります、悪いけど」と決意を表明。「いかにも田代まさしらしい、くっだらねえものを撮りたい」と語った。映画は自身の脚本・主演で、ゲストの出演も予定しているという。
また、田代氏は作品に映像素材として使用可能な「ニコニ・コモンズ」として動画を提供する。素材の数は120個にも上り、壁を叩く仕草をしながら「出してくれえー!」と叫ぶユニークな素材には「使いやすい」という声が上がった。
今回、作品のテーマは「密室」。なぜこのテーマになったのかという記者からの質問に、田代氏は「俺がいるから? 俺がいるからなの?」と笑いをとり、手塚眞氏が「ユーザーの方がパッと撮りやすい、アイデアだけでも面白いものを作りやすそう」と理由を挙げた。ひろゆき氏は「『CUBE』とか密室モノの映画が好き。期待している」と意外な面を見せた。
また手塚氏は今回の映画祭の新しさとして「応募作品はすべてが公開されるようになる」などの改善点も挙げた。前回までは審査中に「落選作品」しか見られなかったが、すべての作品にユーザーが「面白いかどうか」をコメントできるようになるという。
その他に、応募作の中で優秀な作品は映画館での上映を予定しているなど「これまでとは違う」という点をアピールした。映画祭への応募締め切りは今月23日。結果は7月11日にニコニコ動画上で発表する。