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WILLCOM 03をソフトでポチッと無線ルーターに

2009年04月28日 21時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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iPod touchや複数のPCから
インターネットに接続

メイン画面
基本的な使い方はSSIDとパスワードを設定し、クライアント側も同じく設定して繋げば完了

 ネットビジョンは、ウィルコムのスマートフォン「WILLCOM 03」(WS020SH)、「Advanced/W-ZERO3[es]」(WS011SH)をモバイルルーター化し、無線LANで接続した複数のPCからのインターネット接続を可能にするソフト、「WiFiSnap」の販売を開始した。ウィルコム公式サイト内の専用ページから購入でき、価格は2400円。

 類似の機能は「DeleGateLauncer」などのフリーソフトでも実現可能で先進的なユーザーに注目されていたが、ネットワーク設定を手動で変更する必要があるなど、詳しいユーザー以外にはやや壁があった。

 一方、WiFiSnapは設定項目を限定するとともに、クライアントに自動的にIPアドレスを割り当てるDHCPサーバ機能、MACアドレスの指定による接続制限など、一般的な無線ルーターに近い機能を持たせることで、特別な知識を持たなくとも利用できるようにした。

 ただしスマートフォンとクライアント間の無線LAN接続はアドホック接続(ピアツーピア接続)となるため、アクセスポイントへの接続が前提となるニンテンドーDSやPSPといった機器は利用不可である。

設定は悩むことなく完了
複数のPCからネットに接続

 同ソフトは30日間の試用期間を持つため、編集部で実際にテストしてみた。基本的な設定方法はWiFiSnapを起動した後に、無線LAN接続用のSSID(無線機器用の識別ID)と、暗号化用のWEPキーを入力するだけ(WEPキーは設定しなくても利用できるがお勧めできない)。

 あとはクライアント側で同じ設定をして無線接続を確認したあと、インターネットへアクセスしようとすると、WiFiSnapによってダイヤルアップ接続が自動的に行なわれる。また、セキュリティの問題上、WiFiSnapに接続可能な機器を限定したい場合は、「プロパティ」から「接続制限」タブを選び、クライアント側の無線LAN機能のMACアドレスを入力すればいい。

設定画面1設定画面2
IPアドレスなどネットワーク設定はDHCPサーバ機能により、自動で行なわれるなど、ルーターとしての基本機能を持つ

 設定項目でほとんど悩む部分はなく使い勝手がいいソフトだが、WiFiSnap利用時のスマートフォンのバッテリ消耗は激しく、また複数のユーザーで同時に回線を利用するには、WILLCOM 03などで用いられているW-SIMの通信速度(最大208kbps)は正直心許ない。

 とはいえ、スマートフォンを直接モデムとして利用する場合と異なり、専用ドライバのインストールなどは不要である。さらにiPod touchといったデバイスとの組み合わせにも便利だ。WILLCOM 03に入れておけば、いざというときに役に立つ。そんな種類のソフトと言えるだろう。

Mac OS Xでも利用可能 Mac OS X上では、WILLCOM 03をモデムとして利用することは(公式には)不可能だが、WiFiSnapを通じてであればインターネットに接続できる

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