KDDI初のスマートフォンとして2008年9月に発表されていた「E30HT」(HTC製)が、5月1日にいよいよ発売される。OSにWindows Mobile 6.1 Professional Editionを搭載。料金プランは2段階定額の「ダブル定額」「ダブル定額ライト」といったau携帯電話と同様の割引サービスが利用できる(関連サイト1)。
主なスペックは発表時から変更されていないが、発表時には明らかにされていなかった、ビジネスパーソンに役立つ機能がいくつか用意されている。
1回線を複数人で使用するなど、ビジネスに役立つ機能も搭載
特に便利なのが、最大5台のPCなどを無線LAN接続して、au携帯電話回線でインターネット接続するアクセスポイントを実現するソフトウェア「WALKINGHOTSPOT」を搭載したこと。EV-DO Rev.Aの範囲内でのみ利用可能だが、出張などで複数人が同時にインターネット接続する必要がある場合に、1台の端末/回線の利用料金で共有できる。
さらに、内蔵デジタルカメラ(有効320万画素、オートフォーカス)で撮影した文書をPDFやvCard形式のファイルに変換して、ネットワーク経由でオンラインストレージに転送・保管して、ほかのPCや携帯電話から参照できる「scanR」機能を備える。PCなしでビジネス文書の転送や共有が行なえる。
また、アプリケーションの追加で機能を拡張できるスマートフォンのメリットを紹介するべく、アプリポータルサイト「Business App NAVI」を提供。アプリケーションの使い方やメリットを紹介するとともに、アプリの体験版(一部)も提供する(関連サイト2)。ただし、このサイトでアプリケーションの販売は行なわない。
このほかの詳細は、発表時のレポートを参照されたい(関連記事)