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画質で見る、超望遠コンパクト機比較

2009年05月05日 21時58分更新

文● 小林 久/ASCII.jp、撮影●小林 伸

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高感度撮影時の比較


 次に高感度撮影時の画像サンプルを比較する。まずは比較的条件のいい日中の屋外で撮影したISO 400のサンプルから。基準感度はμ-9000のみISO 64で、残り2機種はISO 80。いずれもカメラ内の設定で4段階、高感度に振った。等倍で見たり、大きく伸ばして使うと、このあたりからカメラごとの差が顕著になってくる。

PowerShot SX200 IS

PowerShot SX200 IS

LUMIX DMC-TZ7

LUMIX DMC-TZ7

μ-9000

μ-9000

【参考】LUMIX DMC-TZ7(ISO 800)

【参考】LUMIX DMC-TZ7(ISO 800)

 出力した画の比較では、LUMIX DMC-TZ7の破綻が少なく優れている。画像処理で若干エッジが甘くなるきらいがあるが、ISO 800まで上げても多機種と遜色なさそうだ。μ-9000に関しては、基準感度が低いというハンデもあり、ISO 400でも若干荒れが目立つ。また、右上の一部(花の背景となる葉の部分など)で、虹色の縞ノイズが出ている。

PowerShot SX200 IS

PowerShot SX200 IS

LUMIX DMC-TZ7

LUMIX DMC-TZ7

μ-9000

μ-9000

 なお、より厳しい条件ということで、夜景撮影も試みたが、今回は露出をうまくそろえることができなかった。3機種のうちマニュアル露出が選べるのは、PowerShot SX200 ISのみであり、ほかはシーンモードなどでの対応となるため。夜景撮影に対するコンセプトの違いを知る意味はあるので、参考までに掲載しておく。



動画撮影の比較


 動画撮影機能に関しては、LUMIX DMC-TZ7とPowerShot S200 ISが、H.264形式/720pのハイビジョン撮影機能を搭載している。両機種はHDMI端子も装備しており、テレビなどへの接続も積極的に考えているようだ(DMC-FZ7はモーションJPEG形式もサポート)。μ-9000も動画撮影機能を装備するが、対応するのはVGAのモーションJPEG形式のみ。

 また、LUMIX DMC-TZ7のハイビジョン録画機能は、AVCHD Lite規格にも準拠しており、VIERA、DIGAなどAVCHD規格対応のAV機器ならSDメモリーカードを差すだけで撮影した動画を再生/簡易編集できる。H.264形式の動画はパソコンのCPUで快適に処理するにはかなり高スペックなマシンが必要になるので、ハードワイヤードのコーデックを持つこれらの機器を利用したほうが手軽だ。

 また、LUMIX DMC-TZ7は動画撮影中のズーミング/AFにも対応している。PowerShot SX200 ISはデジタルズームのみ、μ-9000は固定焦点となる。

 ※リンクから動画をダウンロードして、対応するソフトで再生してください。

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