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好条件では実測3Mbps以上も期待できる!?

【最速レポ】イーモバの上り5.8Mbpsは実際どうなの?

2009年04月14日 14時00分更新

文● 岡本善隆/ASCII.jp編集部

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 さてここからが肝心のテスト結果。「Radish Network Speed Testing」では上りが約2.6Mbps。1.4Mbps対応端末では実測1.2~1.3Mbps程度だったので約2倍と考えるとなかなか高速だと思いきや、同席したイー・モバイル広報氏はどうも浮かない表情。

左が上り5.8Mbps対応の「D23HW」、右が上り1.4Mbps対応の「D22HW」での結果

 どうやら、これまでのテストでは実測3.5~3.8Mbps前後の速度が出ていたようで、上り2Mbps台というのはやや遅めだったようだ。正式サービス開始直前ということもあり、同社の多くの部署で追い込み的にテストをしていたのが、足を引っ張った原因ではないかとのことだった。

 5MBの添付ファイル付きメールの送信、10個の画像ファイル(合計25MB)をFTPでアップロードするのに掛かった時間についても同様に測っている。これも両端末で差が小さめなので、参考として見てほしい。

端末名 対応速度(下り/上り) メール送信 FTPアップロード
D23HW 7.2Mbps/5.8Mbps 38秒 2分28秒
D22HW 7.2Mbps/1.4Mbps 1分5秒 3分45秒
D02HW 7.2Mbps/384kbps 2分30秒 10分5秒

 また、今回はテスト場所がイー・モバイル社内であり、電波的には非常に条件がいい場所だと考えられる。実際の街中などで、どのような数値が出るかは正式サービス開始後に改めてテストを行なう予定である。

旧端末のユーザーは
そろそろ買い換え時期かも

 テストはやや不完全燃焼に終わった感はあるものの、これまで個人的に同社サービスを上り384kbps対応端末で約2年間使ってきた経験からすると、上りの速度アップは大変印象的だ。特に添付ファイル付きメールの送信でいらつく機会が多かっただけに、モバイルPCの使い方で制限がまた1つ解消されたという印象を持った。

 上り384kbpsの端末を使用していて、出先でヘビーな作業を行なうユーザーにとっては、(現在の契約次第ではあるが)そろそろ乗り換え時期なのかもしれない。

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