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秋に統合型映像配信サービスを開始

GyaOがYahoo! JAPANの子会社へ

2009年04月07日 18時00分更新

文● 佐久間康仁/企画報道編集部

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 ヤフー(Yahoo! JAPAN)は7日、USENの100%子会社で、PC向け動画配信を行なうGyaOについて、51%の株式を譲り受ける形でGyaOを同社子会社にすることで合意したと発表した。株式の授受は4月30日に行なわれ、新会社の社名は変わらず「株式会社GyaO」。残る49%の株主は継続してUSENとなる。

 Yahoo! JAPAN側の事実上買収によるGyaOとの資本業務提携で、両社の映像配信事業「Yahoo!動画」と「GyaO」を統合し、広告配信や課金システムを統一して、国内最大級の動画配信プラットフォームを構築する。この新プラットフォームのオープンは今年秋頃を予定している。

 ここで扱われる作品はYouTube等と違って著作権者の許諾を得たオフィシャルな映像のみ配信し、テレビ局や映画配給会社、映像制作会社や広告代理店などとのパートナーシップにより、インターネットを通じた映像配信ビジネスの拡大に努めるとしている。

 なお、新会社の代表取締役にはヤフーのメディア事業統括本部メディアサービス本部メディア企画部部長の川邊健太郎氏が就任。そのほか、USENとヤフーからそれぞれ取締役が選任され、GyaOの現代表取締役の加茂正治氏は退任の見通しとなっている。


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