(株)東芝は7日、携帯メディアプレーヤー「gigabeat」の新製品を発表した。「T802」「V81」「U407」「U408」の4機種。発売日はT802とV81が今月15日、U407/408は3月上旬の予定。価格はオープンプライス。
「Gyao」の視聴に対応した「T」シリーズ
「gigabeat T」シリーズは、無線LAN(IEEE 802.11b/g)機能を搭載した、フラッシュメモリー内蔵型音楽/動画プレーヤー。2.4インチのQVGA(320×240ドット)液晶ディスプレーを搭載し、WMA(WMA 9 Lossless対応)やMP3、WAVといったオーディオデータやWMVの動画データ、JPEG形式の静止画データの再生が可能となっている。
新機種の「T802」(予想実売価格は2万9800円)は内蔵メモリーが8GBになり、従来の「T401」のメモリー(4GB)から容量が倍増した。
ソフトウェア面では無線LANセットアップにおいて、(株)バッファローの「AOSS」(AirStation One-Touch Secure System)に対応。「BBモバイルポイント」(BBモバイル提供)や「ホットスポット」(NTTコミュニケーションズ提供)「MZONE」(NTTドコモ提供)の公衆無線LANサービスに関して、メニューからサービス名を選択するだけでセットアップが簡単に行なえる。
さらに、(株)USENの動画配信サービス「Gyao」に対応し、無線LAN経由でGyaoのコンテンツ(Gyao for gigabeat)を楽しめるようになっている。そのほか、メニューの文字を大きく表示する「でか文字モード」も新たに搭載された。本体カラーはブラックのみとなる。
なお、従来機種のT401についてもアップデートで新機能に対応可能だ。ただし、アップデートはオンラインではなく、実機を送付する必要がある(アップデート費用は無料の予定)。
また、BBモバイルポイントとGyaoのgigabeatでの利用については、期間限定で無料サービスを実施する。BBモバイルポイントは5月7日までに申し込めば、3ヵ月間無料で利用利用できる。一方Gyaoも、8月7日まで全コンテンツを無料で視聴できる。
内蔵メモリーアップの「V」「U」シリーズ
「gigabeat V」シリーズは、ワンセグの視聴や録画が可能なフラッシュメモリー内蔵型音楽/動画プレーヤー。3.5インチQVGAの液晶ディスプレーを搭載し、ワンセグのほかgigabeat Tシリーズと同じファイル再生が可能となっている。SDHC対応のSDメモリーカードスロットも搭載し、ワンセグの録画も可能だ。
新機種の「V81」(予想実売価格は3万4800円)は内蔵メモリーが8GBになり、従来の「V41」(4GBメモリー搭載)から容量が倍増している。そのほかの仕様は従来機と同じ。本体カラーはブラックのみとなる。
「gigabeat U」シリーズは、同社製の1bit DACを内蔵した携帯音楽プレーヤー。新機種の「U407/408」(ともに予想実売価格は1万5800円)はメモリー容量が従来の1GB/2GBから4GBとなり、さらにメニューGUIがアイコンを利用したグラフィカルなものに変更された。ちなみに「U407」と「U408」が外観デザインが異なるが、機能的には同じものとなる。本体カラーは「U407」がエンジェルピンクとミスティーブルー、「U408」がマルスレッドとインディゴブルーを用意する。