使える! ハイパースピード、その機能
それでは、ハイパースピードの各機能を紹介していこう。
まずは、チャート画面の表示だ。トレーディングツールなので、当然リアルタイムチャートを表示する。
チャート画面で、画面右下にあるDボタンをクリックすると、「DataWindow」が表示される。これで、画面上の高値や安値などの情報をチャート上で確認可能だ。
チャート画面の左メニューには、テクニカル指標の項目が31種類表示されるので、任意の指標を選ぶ。移動平均線や一目均衡表なども見やすい。
テクニカル分析は、選択するとチャート画面上にどんどんと上書きされていく。あまり多く表示するとわかりにくくなる。追加した分析ツールを削除したいときには、右クリックし、「分析ツール削除」を選択すればいい。
注文を出す場合は、チャート画面上で右クリックし「ストリーミング注文」を選ぶか、「ストリーミング」機能を呼び出す。ちなみに、ストリーミングというのは成行注文のこと。指値注文は「シングル」という。そのほか、OCO、IF-DONE注文にも対応する。
購入した建玉を決済したい場合は、「建玉照会」画面から、建玉の項目をドラッグ&ドロップする。
ハイパースピードは、多くの機能をユーザーが自由に表示できることから、画面レイアウトを仮想画面として4パターン保管できる。
取り扱う機能が豊富であるため、ある程度機能を分類し、その画面ごとに保存するというものだ。
ロイターなどの各種ニュースも表示できる。内容を任意に選定できるので、必要なニュースだけを表示すればいい。また画面最下部には、ティッカーとして最新ニュースが流れる。
マネーパートナーズでは、Windowsのデスクトップ用ツールも公開している。これは、RSSティッカーや電卓、FXコラムの新着情報、マネーパートナーズのWebページへのリンクなどがひとまとめになったものだ。
ハイパースピードは、携帯電話にも対応している。注文方法は、ASストリーミング注文のみに対応。指値や逆指値注文などには対応していない。
ASストリーミング注文とは、ストリーミング注文を簡素化した方法。新規や決済、対象ポジションなどの入力は、システムが自動で判断するというもの。所有する建玉があれば、注文を出すだけで自動的に決済になるというイメージだ。
マネーパートナーズでは、FX初心者向けとして、100通貨単位から売買できる「パートナーズFX nano」という口座も用意している。
100通貨単位ということで、最低必要証拠金が200円(ドル/円)となっている。ただし、スワップポイントはなく、スプレッドもドル/円で6銭と高めの設定になっている。売買手数料が0円なのは、通常の口座であるパートナーズFXと同じだ。
とにかく少額の資金で、まずはFXを始めてみたい、という人向けだろう。
マネーパートナーズの「ハイパースピード」は、とにかく高機能なツール。FX初心者は、搭載する機能を確認するうえでも、マニュアルを一読してから使い始めることをオススメしたい。ショートカットがあらゆるところで設定されているので、馴れれば使いやすくなっていくツールだ。
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