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操作性で勝つ!FX業者カタログ 第4回

38種類ものテクニカル分析が可能~外為どっとコム~

2009年03月25日 05時59分更新

文● 杉本古関

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外国為替証拠金取引に特化した外為どっとコム。2008年3月までの4年間で口座数と預かり資産がトップと、人気のFX業者だ。

金融商品は、投資スタンスによって、中・長期投資向けの「NEXT総合口座」、短期投資向けの「FXトレード口座」の2種類が用意されている。

NEXT総合口座は、取引単位は1000通貨から、金利差で発生した利益だけを振りかえるスワップ振替など、主にFX初心者を対象にしている。レバレッジは、2、5、10、20倍から選択する。

FXトレード口座は、売買手数料無料、レバレッジは最大100倍(10倍から100倍までの4パターンを選択)など、おもにデイトレードユーザー向けとなっている。

どちらも、スプレッドはドル/円で2銭固定、豊富なチャート類を利用することが可能だ。

初心者向けとデイトレユーザー向けの2つの口座がある

トップページ

外為どっとコムのトップページ(http://www.gaitame.com/)。画面左にある「会員ログイン」から、「ネクスト総合口座」「FXトレード口座」を選択し、ログインする

 ログインは、外為どっとコムのトップページの画面左側にある「会員ログイン」で、「ネクスト総合口座」か「FXトレード口座」を選び、口座番号とパスワードを入力する。口座番号は、各口座でそれぞれ異なるので注意すること。

ネクスト総合口座

ネクスト総合口座のログイン画面。為替レートが表示され、現在の維持率やロスカットレベルなどの情報のほか、お知らせなどが表示される

FXトレード口座

FXトレード口座のログイン画面。基本レイアウトは、ネクスト総合口座と同じなので、操作で迷うことはないだろう

チャートツール

 各種ツールは、どちらの口座でも左メニューの[チャート・ツール]をクリックすると、一覧表示される。

 具体的なツールとしては、「FX Vision」「nextchart」「簡易テクニカルチャート」「画像チャート」「ミニチャート」の6種類が用意されている。

 外為どっとコムでは、チャートの表示にJavaとFlashを採用している。Java環境は、できるだけ最新のものにしておこう。チャートが表示されない質問の多くが、Java環境が古いためとのことだ。またAdobe Flash Playerも最新のものにしておきたい。

FX Vision

 「FX Vision」は、17種類の通貨ペアのチャート、38種類のテクニカル分析、チャート上での為替ニュースの連携による閲覧、オリジナルチャートの作成など多彩な機能を搭載。外為どっとコムが用意するツールの中で、もっとも高性能な位置付けだ。

 画面は、最大4分割でチャート表示。自分で作成したCSVファイルを読み込ませることで、オリジナルのチャートを作成することもできる。

 FX Visionは利用自体は無料であるものの、1万通貨以上の取引を月間に3回以上、または残高が50万円以上のユーザーに限るといった利用条件が設定されている。

FX Vision

「FX Vision」の画面。主要の経済指標を選択し、発表の5分前にアラートを設定できるなど、ニュースとの連携も可能である

nextchart

 FX Visionの利用条件を満たさない場合は、「nextchart」を利用しよう。最大4つの画面に分割され、各通貨ペアのチャートを表示する。

 為替チャートのほかに、2通貨間のスプレッドの動きを表示する「スプレッドチャート」など、23種類のテクニカル分析チャートを利用することができる。

nextchart

「nextchart」の画面。最大4つのチャートを同時に表示できる。画面の左下の鉛筆アイコンを使って、トレンドラインを引くことも可能

簡易テクニカルチャート、画像チャート、ミニチャート

 FX Visonやnextchartは、情報量が多いものの、起動に時間がかかってしまう。そこで、手軽にチャートを確認したいときのために用意されているのが、「簡易テクニカルチャート」「画像チャート」「ミニチャート」の3種類だ。

 簡易テクニカルチャートは、コンパクトな画面レイアウトで、表示も速い。移動平均線のほか、MACD、一目均衡表など9種類のテクニカル分析ができる。

簡易テクニカルチャート

「簡易テクニカルチャート」の画面。日足ベースのチャートを表示。トレンドラインなどを引くことはできない。手軽にチャートを確認したいときに使おう

 画像チャートは、12通貨のティック(TICK)から日足までのチャートを、ひとつの画面で同時に表示することができる。約1分ごとに自動更新されるのが特徴だ。なお、ティックとは、約定した売買のレートをグラフ化したもの。約定の動きをチェックすることができる。

画像チャート

「画像チャート」の画面。表示したいチャートをクリックすると、拡大表示される。1分ごとに画像が自動更新される。チャートの種類は、ティックのほか、1分足、5分足、15分足、60分足、日足の6種類

 ミニチャートは、取引画面とは別にダイアログウィンドウが表示される。ほかの画面を見ながら、チャートを確認することができる。

ミニチャート

「ミニチャート」は、独立したウィンドウ画面で表示される。売買のタイミングなどを見るときに便利

携帯ではシンプルな画面

モバイル

モバイルの画面。チャートは、ローソク足と棒足の2種類。棒足とは高値と安値を結んだコンパクトなチャート

 モバイルに関しては、わりと簡素化された画面構成になっているので、年齢に関係なく、迷うことなく使えるだろう。

 また別途専用アプリも用意されており、そちらでもリアルタイムチャートが表示されるなど、より豊富な機能が利用できる。


シミュレーション機能で取引の練習

シミュレーションツール

「シミュレーションツール」では、実際に売買しなくても、リアルタイムのレートでシミュレーションを計算することができる

 チャート以外のツールとして、「シミュレーション」機能を紹介しよう。これは、実際に購入する前に、購入したらどうなるのかというシミュレーションを計算するツールだ。

 取引の練習にもなるし、もし実際に購入しないときでも、時間を見つけてはシミュレーションしていくと、かなり売買に慣れていくだろう。


リアルマネーの前にバーチャルFXでトップを狙え

 外為どっとコムでは、これからFXを始める初心者のために、「バーチャルFX」というゲーム感覚のシミュレーションツールを無料で公開している。これは、外為どっとコムに口座を開設していなくても利用可能。売買に関しては、実際のレートで計算されるため、本格的なシミュレーションができる。

 仮想的に500万円の軍資金で、いくら利益を出すことができるのかを、ユーザー同士で競っていく。優勝すると、自動車や海外旅行など豪華な商品が用意されているので、気合も入るだろう。

バーチャルFX

バーチャルFXのトップ画面。500万円の仮想的な元手で他のユーザーと口座残高を競う。PCだけでなく、携帯電話からもアクセス可能

 ここまで紹介してきたオンライン上の豊富なツールのほかにも、外為どっとコムは全国で各種セミナーや動画コンテンツなども豊富。初心者でも存分に勉強する環境が用意されているのが特徴的である。

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