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艦(フネ)撮りをキメる画角選択の基礎

2009年03月24日 16時00分更新

文● 片田本朔

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作例5 出港シーン

自衛艦旗授与式も終わり、「ひゅうが」は横須賀港に向けて出港した。

EOS 50D+EF-S 10-22mm/16mm(35mm判換算16mm相当)、F9、1/160秒 EOS 50D+EF-S 10-22mm/16mm(35mm判換算16mm相当)、F9、1/160秒 甲板には隊員たちが整列している
EOS 50D+EF 24-105mm/88mm(35mm判換算140mm相当)、F7.1、1/400秒 EOS 50D+EF 24-105mm/88mm(35mm判換算140mm相当)、F7.1、1/400秒
D200+ED 18-200mm/62mm(35mm判換算93mm相当) D200+ED 18-200mm/62mm(35mm判換算93mm相当)。手前のタグボートが良いアクセントだ
EOS 50D+EF 24-105mm/47mm(35mm判換算75mm相当)、F9、1/320秒。かくして「ひゅうが」は母港となる横須賀へ向け出港した


結論:「広角ズーム」はフネ撮りには必需品

 撮影では広角ズームの有効性が際立った。今回のように撮影スポットが限定され、撮影者が動くことで得られる画角、いわゆる「足ズーム」が難しいロケーションでは恩恵を強く感じられた。背景を生かして絵作りをするなら、標準ズームや「便利ズーム」だけではかなり厳しい展開を強いられただろう。

 「便利ズーム」には機動性が高く、潮風の中でレンズ交換しないで済むというメリットがある。今回も望遠状態で遠方の被写体を撮影中に、広角系必須の別の被写体に撮影対象をすぐ切り替えられるといった利点はあった。しかしながら、広角では画角不足、望遠では倍率が高いほど、画像が荒れ、暗くなるという弱点が出た。

 艦の細部に興味がないなら、広角ズームと標準ズームの各一本で決着するが、理想を言うならカメラ2台を用意し、それぞれに広角ズームと望遠端300mm近辺の「便利ズーム」を装備して臨みたいところだ。

絵はがき
自衛艦旗授与式で配布された絵はがき。上空からの雄姿をご覧いただきたい

 装備アイテムではPLフィルターも欲しいところ。今回は海、空という背景に順光という条件が揃っていたので活躍できた。ただし、広角ズームに取りつけた場合、広角端側で「ケラレ」という画像の四隅に影が出る場合もあるので注意が必要だ。

 今回は式典イベントの慌ただしいスケジュールの中での撮影だったので、制限も多く構図も限られてしまった。本記事が今後開催されるであろう「ひゅうが」など各種艦艇の一般公開で撮影を行なう際の参考になればと思う。

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