モニターの枠をはみ出し、空まで広がる長添ワールド
BUBBLE-B 最近の動画サイトにはプロに近いクオリティの作品も結構アップされてますよね。
長添 僕も映像を仕事にしてなかったら、動画をアップしてたかも知れないです(笑)。これは本職の人がやってるのかもしれないなぁと思うすごい動画も多いですよね。After Effects使って凝ってるなとか、上手くキーが抜けてるなとか思う作品がありますよ。
BUBBLE-B 僕自身はMVは半分コンテンツで、半分広告だと思ってるんです。実際、MVの多くはYouTubeとかニコ動なんかで見られている割合が多いと思うんですよね。今後はもっとウェブをうまく使ったプロモーションが認められてもいいと思うんですよね。みんなが素材を自由に組み替えてマッシュアップが作れるようになるとか。
長添 そうですよね。そういう事を実験的にやってみようという動きはありますね。作る側としても、SDサイズやHDサイズとかテレビのサイズにこだわらなくても、320×240で作っちゃうというのもアリだと思うんですよ。みんなブラウザーで見てるんですしね。センスのある人がホント多いので、そういう人がMVつくればいいんじゃないかと思うこともありますよ。小学生とかでもカッコイイ映像作れる環境があるというのは、ちょっと怖いくらいですよね。
BUBBLE-B では、最後の質問ですが、今後ぜひやってみたい、チャレンジしてみたいことはありますか?
長添 やっぱり、新しいことをやりたいですね。これは昔から考えているんですけど、例えば、空に映像をそのまま映す技術とかできれば、それを一番最初にやらせてほしいです。脳に直接映像を映すとかでもいいんですけど。とにかくモニターの枠から飛び出して映像を作ってみたいんですよ。16:9のモニターの枠からどこまではみ出していけるっていうのがやってみたいですね。
BUBBLE-B 飛行機雲で空に絵を描く「ブルーインパルス」のような感覚で映像を作るということですか?
長添 そうです! 空に書かれた図形とかがアニメみたいに動いたりすると、もうヤバいじゃないですか。なので、早く空に映像が映るようにならないかなと日々思っていますね。
(注)動画の関連リンクはすべて監督別PV・MV動画視聴サイト「Tokyo Video Magazine VIS」より