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【詳報】東芝が語ったHD DVDの今とこれから──プレーヤーの出荷目標は「全世界で50~60万台」

2006年11月16日 11時24分更新

文● 編集部 広田稔

3月31日発売の初代機『HD-XA1』に次ぎ、第2世代を迎えた(株)東芝のHD DVDプレーヤー。速報に続く本記事では、機器の特徴を詳しく解説するとともに、発表会で同社の執行役上席常務 デジタルメディアネットワーク社 社長の藤井美英(ふじいよしひで)氏が語った東芝の次世代DVD戦略もお届けしよう。

藤井氏
東芝の執行役上席常務、藤井美英氏。光ディスクについて「急速に次世代に移行したいという期待を持っている」と繰り返し発言していた

【第2世代プレーヤー】

今回発表されたのは、下位機種の『HD-XF2』と上位機種の『HD-XA2』の2種類。予想販売価格はHD-XF2が4万9800円、HD-XA2が11万円台だ。ちなみに初代のHD-XA1は11万円前後で、このほかHD DVD/HDDレコーダー『RD-XA1』が40万円前後で販売されている。

RD-XF2 RD-XA2
左が下位機種の『RD-XF2』、右が上位機種の『RD-XA2』
RD-XF2 RD-XA2
背面の端子類。左が下位機種、右が上位機種
RD-XF2 RD-XA2
左が下位機種、右が上位機種のリモコン。上位機種は自照式ボタンを採用(下位機種は蓄光)
歴史
HD DVDの歴史。藤井氏からは「HD DVDはすでに第2世代。ハード的には十分先行していると自負している」との発言も聞かれた

下位機種は日本市場では初めての“普及価格帯”のHD DVDプレーヤーとなる。奇しくも先週発売されたBlu-ray Discプレーヤーとしても使えるゲーム機『プレイステーション 3』(PS3)の標準モデルとほぼ同じ価格だが、その辺は意識していたのだろうか?

藤井氏によれば、「第1世代の当初から何とか5万円を切りたいと考えていたが、たまたまPS3と近い価格になってしまった」とのこと。

この5万円という価格を実現するためにはかなりの企業努力が必要だったようで、発表会でも「次世代は普通のDVDと違ってDRAMやLSI、ドライブなどのコストが高い。そんな中、正直4万9800円で発売できたということはわれわれの誇りであり自慢だ。本当にお買い得な値段」と語っていた。


普及機が追加されたこと以外で、初代と第2世代が異なる点は、本体筐体が薄くなった、機器の動作が高速になった、上位機種がHDMI 1.3のオプション規格であるディープカラー出力や1080p出力に対応した──といった点。以下に比較表をまとめる。

機種名HD-XF2HD-XA2HD-XA1(旧機種)
最高出力解像度1080i1080p1080i
ビデオDAC12bit/148.5MHz12bit/297MHz11bit/216MHz
ハイビジョンオーバーサンプリング2倍4倍2倍
DVDオーバーサンプリング8倍16倍
画質設定××
ディープカラー出力××
再生ビデオメディアHD DVDビデオ、DVDビデオ、DVD-R/RW(ビデオ/VRモード)HD DVDビデオ、DVDビデオ、DVD-R(ビデオモード)、RW(ビデオ/VRモード)、DVD-RAM(VRモード)
対応サラウンドフォーマットドルビーデジタル、ドルビーデジタルプラス、ドルビーTrueHD、DTS、DTS-HD、L-PCM
アナログ6chサラウンド出力×
リモコン自照文字盤蓄光ボタン式自照自動自照(オフ可)
本体サイズ/重量幅430×奥行き65.5×高さ345mm/4.1kg幅438×奥行き74.4×高さ344mm/6.2kg幅437×奥行き115×高さ408mm/8.9kg

現時点ではRD-H1で録画したHD DVD-Rディスクは再生できないが、東芝によれば「バージョンアップで対応する予定だが、時期が明確ではなかったからスペック表には書いていない」という。


【HD DVDの特徴】

Blu-ray Discと比較した場合のHD DVDの特徴として藤井氏が挙げたのは、メイキングビデオなどの特典映像を本編再生中にサブ画面に表示できる“PinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)”や、HD DVD/DVDの両規格に対応したコンテンツを1枚のディスクに収められる“ツインフォーマットディスク”など。壇上では藤井氏が「ぜひBlu-ray Disc陣営にも1日も早くこうした機能を出していただいて、一緒に次世代DVDを楽しみたい」と語る一幕があった。

HD DVD/DVDのツインフォーマットについては、「理由はいろいろあるだろうが、実際まだまだHD DVDをお買い上げいただいているユーザーは少ないし、DVDとHD DVDと2つに分けてタイトルを出すのではなかなか商売が難しい」と現状を踏まえた上で、「やはり圧倒的にDVDのほうが機器が多いわけだから、コンテンツメーカーのことを考えると、1枚のディスクで2つのコンテンツが入るのは非常に大きなメリット」と優位性を示した。

ツインフォーマットディスク
ツインフォーマットディスクでは、例えばディスク片面に15GBのHD DVD映像と4.7GBのDVD映像を同時に収録できる

次ページでは、市場動向と今後の事業戦略について解説していこう。

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