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VGN-G1AAPS

VGN-G1AAPS

2006年11月09日 21時06分更新

文● 編集部 橋本 優

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“バッテリーいたわり充電モード”など新しい試みも

バッテリーいたわり充電モード
“バッテリーいたわり充電モード”の画面。

 type Gでは、新しいオリジナルの機能(ソフトウェア)もいくつか追加されている。まず、バッテリーの寿命を約1.5~2倍に伸ばすことができる“バッテリーいたわり充電モード”。バッテリー充電時に100%充電するのではなく、50%または80%で留めることで、バッテリーの過充電を防ぎ、充放電回数の延長を実現してくれるもの。

外部機器・メディア使用制限ユーティリティ
“外部機器・メディア使用制限ユーティリティ”の画面。

 また、最近は情報漏えいが社会的な問題になっているが、置き忘れや盗難、外部メディアを介しての漏えいなど、物理的な事例も多い。そこでtype Gでは、メディアの書き込み/読み込みを制限できる“外部機器・メディア使用制限ユーティリティ”を搭載している。PCカードスロットとメモリースティックスロット、SDメモリーカードスロット、光ドライブ、i.LINK(IEEE 1394)接続機器に対して一括で読み出し/書き込み制限をかけられる。また、USB接続機器に対しては書き込み制限をかけることが可能となっている。ただし、USB機器以外は一括での制限となるため、たとえばメモリースティックのみに制限をかける、といったことはできない。さらにUSBについても(ハブを介して)複数の機器が接続されている場合は、個々の機器に制限をかけることはできない。

設定状態表示
“設定状態表示”の画面。各項目を選択して右下の“設定”ボタンをクリックすることで、関連した設定を呼びだれる

 さらに現在、マシンがどのような設定状態になっているかを一目で確認できる“設定状態表示”機能も搭載。表示項目は“セキュリティー”“デバイス使用設定”“電源・動作設定”の3カテゴリで、それぞれの設定に対して有効/無効などをこの機能から呼び出して設定することができる。

プレゼンテーションボタン プレゼンテーション機能
“プレゼンテーション機能”はデフォルトではキーボード右上の“S1ボタン”(左写真の左上)に割り当てられており、ボタンを押すことでプレゼンテーションモードに切り替わる。右はプレゼンテーション機能の設定画面。

 最後に、ボタン1つでマシンをプレゼンテーションに最適な状態に切り替えてくれる“プレゼンテーション機能”を搭載。デフォルトでは、スクリーンセーバーがオフになり、電源設定が“プレゼンテーション”に切り替わる。そのほか設定によって音量指定や壁紙変更、ボタンを押した際に指定したアプリを起動させたり、もしくは終了させることができる。

 そのほか、セキュリティー機能は従来のVAIOシリーズと同様で、指紋認証センサーとTPMセキュリティーチップの選択が可能。「Protector Suite QL」と呼ばれるソフトウェアによりWindows起動時のログオンや会員制ウェブサイトへの指紋認証によるログオンなどを実現する。またFeliCaリーダーの選択も可能で、“おサイフケータイ”や会社の社員証などに採用されているFeliCa ICによる認証もできる。

 VAIOでは“type T”が比較的似ているモデルだが、Tは機能性を重視している分、重量も1kgを超えるスペックになる。対してtype Gは基本的に非常にシンプルなマシンだが、ビジネスシーンにおいて必要と思われる機能は満載している。ビジネスに特化したモバイルマシンが欲しいということであれば、type Gは最良の選択のように思える。

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