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松下、カラー液晶搭載の電子書籍リーダー『Words Gear』を発表――コミックやライトノベルの配信も開始

2006年09月26日 17時23分更新

文● 編集部 広田稔

松下電器産業(株) パナソニック システムソリューションズ社は26日、5.6インチのカラー液晶ディスプレーを搭載した文庫本サイズの電子書籍リーダー『Words Gear(ワーズギア)』を年内に発売すると発表した。価格はオープンで、編集部による予想販売価格は4万円前後。

『Words Gear』の試作機
『Words Gear』の試作機。過去に“東京国際ブックフェア 2006”などの展示会で何度か参考出品されていた。10月3日~7日開催の“CEATEC JAPAN 2006”でも出展される予定

書籍、音楽、静止画、動画といったデジタルコンテンツの視聴に対応した端末。メディアはSDメモリーカード(2GBまで)を採用し、書籍なら2000冊ほど収録可能だ。USBケーブルでパソコンに接続し、購入したデジタルコンテンツや、ユーザー自身で保存した写真/映像などをSDメモリーカードに転送して再生できる。

大槻隆一氏 マンガ
松下電器のパナソニック システムソリューションズ社の電子書籍事業グループ グループマネージャーの大槻隆一氏は、今年度の目標出荷台数を1万台と語った。また大槻氏によれば、「本を読みながら、BGMとして音楽を聴くと言った使い方も可能」とのこと

操作部に“Eセンサー”と呼ばれるタッチセンサーを採用しているのが特徴。松下によれば「指1本でも直感的な操作を可能とした」という。グリップ部などの外観デザインを工夫し、ワンタッチ操作で画面を上下反転できるため、左右どちらの手で持っても正しい方向でコンテンツを再生できる。

5ページ 6ページ 7ページ
タッチセンサーを指でスライドして、ページをめくれる

画面の解像度は1024×600ドット。電源には内蔵リチウムイオン電池を利用し、書籍閲覧時の連続動作時間は約6時間。CPRM対応の“SD-ePublish”規格に準拠した著作権保護が利用できる。本体サイズは幅105×奥行き28.4(最薄部18.5)×高さ152mmで、重量は325g。

メニュー画面1 メニュー画面2
メニュー画面例。画面の縮小拡大などもメニューから指示できる
特徴1 特徴2
Words Gearの特徴をリストアップしたスライド

なお、大槻氏によれば、松下が2004年2月に発売した電子書籍リーダー『ΣBook(シグマブック)』の販売台数は「松下の予想を大幅に下方修正しなければならなく、数千台程度」とのこと。「重く、見えにくい」という評価を受け、その反省を今回の新端末に生かしたという。


松下、角川、TBSでコンテンツ配信の新会社を設立

佐藤氏
角川グループの佐藤辰男氏

同日、(株)角川モバイル、松下電器産業(株)、(株)東京放送(TBS)の3社は、電子書籍事業を行なうワーズギア(株)を設立することに合意したと発表した。Words Gearの企画/販売、およびパソコン(PC)/電子書籍リーダー/携帯電話向けのコンテンツ配信サービスを取り扱う。

コンテンツ配信では、10月2日にPCと電子書籍リーダー向けのポータルサイト“最強☆読書生活”を開設し、順次、電子書籍配信サイトを展開する。

取り扱うデジタルコンテンツは、ジャンルとして、コミック、ライトノベル、文庫の小説、雑誌連載など。(株)角川グループホールディングス取締役で、角川モバイル 代表取締役社長の佐藤辰男氏は、電子書籍リーダーと相性のいいものとして“ライトノベル”(イラストを多用した若年層が対象の小説)を例に挙げた。



電子書籍ならではのコンテンツ ライトノベル
音声付き書籍など、デジタルならではの特徴を持つコンテンツも手掛けていく角川グループが市場シェア7割を占めるというライトノベルが、電子書籍と相性のいいコンテンツの例として挙げられた
ラインアップ例1 ラインアップ例2
コンテンツのラインアップ例
木村氏
TBSの木村信哉氏

コンテンツの料金について佐藤氏は、「すでに流通している電子書籍を調べると、リアルの店舗より安い傾向になっているが、今回は7掛け程度で提供できると思う。オリジナルコンテツは、例えば100円といったような、リアルな店舗ではあり得ない価格になることもあるだろう」と、コンテンツの種類によって価格が異なることを示唆した。

他社参入の可能性について、大槻氏はまず「コンテンツについては他社から広く募集していく。主流なフォーマットをすべてサポートし、どの出版社のコンテンツにも対応できるようにしたい」と述べた上で、電子書籍リーダーについては「松下が推進しているSDカードを採用した“SD World”の機器には対応していきたい」と語った。

また、大槻氏はコンテンツのタイトル数について、松下の電子書籍販売サイト“シグマブックジェーピー”を引き合いに出し、「現在3500タイトルくらい扱っているが、今年度末の段階では6000~1万タイトルの配信が可能になるのではないだろうか」とコメントしている。

TBSがワーズギアに資本参加した件については、TBS メディア推進局長の木村信哉氏が、「放送というと動画を期待される方が多いかもしれないが、実は文字との親和性も高い。脚本を書いたりしゃべったりと、番組を作る上で必ず文字化する作業が含まれる。これを書籍化しない手はない」と、電子書籍の制作に意欲を見せた。





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