米アップルコンピュータは現地時間の7日午前10時、世界開発者会議“WWDC”の会場にて、米インテル社のサーバー/ハイエンド用CPU“Xeon”を採用したプロ向けデスクトップ『Mac Pro』を発表した。価格は31万9800円で、本日より出荷予定。
『Mac Pro』 |
ラインアップは1モデルのみだが、BTOでCPUやグラフィックカードなどを細かく選べる。CPUは“Woodcrest”の開発コードネームで呼ばれていた“Xeon 5100シリーズ”。64bit CPUアーキテクチャを採用する。標準モデルには動作周波数が2.66GHzのものが2つ搭載されているが、BTOオプションで最大3GHzのCPUを2つ搭載することも可能だ。
従来のプロ向けデスクトップ『Power Mac G5』では1つだった光学式ドライブベイを2つに増やした。標準では最大16倍速でDVD-Rに書き込めるスーパードライブが1つ搭載されている。
メモリーは、次世代のサーバー用メモリー規格“FB-DIMM”のものを1GB搭載し、最大容量は16GB。HDDは250GB。グラフィックカードは米エヌビディア社の『GeForce 7300GT』で、ビデオメモリーは256MB。
Mac Proの筐体側面を開けたところ |
CPUにはXeon 5100シリーズを採用 |
同時にCPUに2GHzのXeon 5100を2つ採用した『Xserve』も発表されている。昨年のWWDCで「Macに搭載するCPUをPowerPCからインテル製のものに段階的に変えていき、2007年度中に完全移行する」と発表した“公約”を半年前倒しで実現したわけだ。
『Xserve』 |