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ASCII24読者はいったいどれを買う“次世代ゲーム機”

ASCII24読者はいったいどれを買う“次世代ゲーム機”

2006年06月06日 23時27分更新

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欲しい! けど、高すぎ!! 買うなら上位モデル!?――PS3

プレイステーション 35月9日に11月11日発売、下位モデルが6万2790円と発表された『プレイステーション 3』

 PS3については、米国ロサンゼルスで開催された“E3 2006”の直前、5月9日に日本での発売日と価格が、11月11日で下位モデルが6万2790円(税抜きでは5万9800円)、上位モデルはオープンプライスと発表された。下位モデルというのは、

  • HDDが20GB(上位モデルは60GB)
  • HDMI端子なし(同じく標準装備)
  • 無線LAN機能なし(同じくIEEE 802.11b/g準拠無線LANを標準装備)
  • 汎用メモリーカードスロットなし(同じくメモリースティック/SDメモリーカード/CF対応スロットを装備)

という違いがあるものの、Blu-rayドライブ、Gigabit Ethernet、Bluetooth 2.0+EDR(無線コントローラー接続用など)、メモリー256MB(XDR Main RAM)+グラフィックスメモリー256MB(GDDR3)、USB端子(有線コントローラー接続用など)といったスペックは共通。本体サイズと重量は幅325×奥行き274×高さ98mm/約5kgで、本体色は“クリアブラック”となっている。

PS3の価格についてどのように感じましたか?
PS3について、今週発売時期と価格が発表されました。11月11日発売で、価格は下位モデル(HDD 20GB、無線LAN&HDMI端子なし)が5万9800円(税込みでは6万2790円)、上位モデル(HDD 60GB、無線LAN&HDMI端子内蔵など)はオープンプライスとなっています。この価格についてどのように感じましたか?

 特に発表直後は、この価格について大いに話題になった。ASCII24読者にもその点を聞いてみたところ、ゲーム機として“高すぎる”と思うという声が73.9%で最も多かった。ただ、次世代機にふさわしいグラフィックス性能や演算処理性能を持つと期待されることから、ゲーム機としてよりもコンピューターとして考えた場合に相応(13.1%)、もしくはむしろ割安(7.9%)という声も合計20%超あった事実は見逃せない。

もしご自身で購入するとしたら、下位モデルと上位モデル、どちらを選びますか?
もしご自身で購入するとしたら、下位モデルと上位モデル、どちらを選びますか?

 ただ、上位機種はオープンプライスとしか発表されていないため、価格差がどの程度あるのか、それによっては上記イメージも大きくぶれる可能性はある。そこで、まず第一報時点ではあるが、“買うなら上位モデルと下位モデルのどっち?”と選択を求めたところ、価格差を抜きにして(スペックの違いから)上位モデルという声が31.2%、2万円以内の価格差ならという14.1%も合わせると、45%程度の方が上位機種にターゲットを絞っている様子がうかがえる。ただ、26.0%が“まだ判断できない”と答えており、店頭価格のイメージが出てきたらこの比率もガラリと変わりそうだ。



2~3万円程度での発売に期待! 遊んでみたいのは体感型!!
――Wii

『Wii』
任天堂は、4月末に製品名を『Wii(ウィー)』と発表し、5月10日には発売時期を今年10月~12月と公表した

 任天堂も、E3 2006にターゲットを併せてニュースを矢継ぎ早にリリースしてきた。まず4月28日に製品名をそれまでのコードネーム=REVOLUTION(レボリューション)から『Wii(ウィー)』に決定したことを発表。このネーミングの理由について、同社は英単語の“We(ウィー)”をイメージした造語で、“家庭の誰もが楽しめる”というコンセプトを表わしていると説明している。発表直後には編集部内でも、英語でも日本語(ローマ字読み)でも読みにくい、コードネームのほうが意味が分かりやすくイメージしやすい、などの否定的な意見もあったが、本体の形状やアナログスティック+リモコンのゲームコントローラーなど、さまざまな部分に独自性を持たせたこの製品だけに、独特な名前も発売日が近づくころには親しんでいる可能性もある。

Wiiがいくらぐらいだったら買いますか?
Wiiについて、発売時期が10~12月を発表され、発売タイトルの一部が公開されましたが、価格は公表されていません。Wiiがいくらぐらいだったら買いますか?

 さらにE3の初日、PS3の詳細発表の翌日には、任天堂も発売時期を今年10~12月と発表し、発売予定タイトルのいくつかも公開された。しかし、価格についてはまだ公開されていない。この点について、読者にイメージする価格帯を聞いてみた。ライバルと目されるPS3が下位モデルで約6万円と公表された直後ということもあり、回答が分散するかとも予想したが、結果は2万円前後(PSPの店頭価格とほぼ同等)が27.9%、3万円前後(PSPギガパックと同等)が28.5%の2つに回答がほぼ集約された。見方を変えれば、この価格帯なら納得できるという読者の声でもあり、改めてWiiの価格および発売日の確定情報リリースが待たれる。

Wiiの対応タイトルとして発表されたゲームタイトルでどれに興味・関心がありますか?
Wiiの対応タイトルとして発表されたゲームタイトルのうち、興味・関心があったものはどれですか? 遊んでみたいと思ったものがれば、すべてお選びください。<複数選択>

 Wii対応ゲームとして発表されたソフトについても、興味・関心を聞いてみた。マリオ/ゼルダ/メトロイド/ドラゴンクエストなど、聞いただけでもわくわくしてきそうなビッグネームが堂々と並んでいるが、最も高かったのは体感型のドラゴンクエスト『DRAGON QUEST SWORDS: The Masked Queen and the Tower of Mirrors(海外名)』の30.9%だった。次いで、『ゼルダの伝説 黄昏の姫』(26.9%)、『Super Mario Galaxy(仮題)』(22.3%)、『Wiiスポーツ』(19.0%)などが並ぶ。興味・関心を持った理由を聞いてみても、「体感型ゲームだから」「独自のコントローラーをどう使って遊ぶのかが気になる」という声が目立った。Wiiに期待を持つ読者は、PS3のリアルな画像/高速演算処理という正統進化は当然のことと受け止めており、携帯ゲーム機で『PSP』に対する『ニンテンドーDS』(手書き入力を生かしたゲームがヒットしたこと)のように、新しい方向へのブレイクスルーを期待していることが改めて確認できた。



ドイツW杯の盛り上げに一役買う! HD DVDドライブで年末商戦に挑む
――Xbox 360

『Xbox 360』
昨年12月に、一足早く発売された、今すぐ入手できる次世代ゲーム機『Xbox 360』。写真は4月27日に発売された『Xbox 360 Blue Limited Edition:2006 FIFA WORLD CUP公式家庭用ゲーム機』

 昨年12月に次世代ゲーム機としてはいち早く登場したXbox 360。ネットワーク機能を標準装備し、Windows XP Media Center Editionをサーバーに、Xbox 360をリビングルームのクライアントとするホームAVネットワークを提唱するなど、パソコンとの親和性を中心にマイクロソフトらしい展開を図っているが、いわゆる“キラーアプリ”(ゲーム機の普及に大きな影響を与えるタイトル)に恵まれなかったこともあり、日本市場で苦戦していることは否定できない。しかし、先行販売の利を生かして来月から開幕するドイツW杯サッカーの公式家庭用ゲーム機としてのライセンスを受け、サッカーゲームや日本代表を応援するカラーリング(前面パネル)をセットにした限定モデル(1万台)を発売するなど、時流にのった展開を見せている。

 さらに、プレスリリースこそ出ていないものの、E3 2006ではプレスカンファレンスを行ない、今年の年末に外付けのHD DVDドライブを発売することが複数メディアで報道されている。家庭用ゲーム機の外付けオプションがどこまで普及するか、疑問はあるが、片やPS3がBlu-rayディスクドライブを標準装備して、DVD-Videoの普及を加速した『プレイステーション 2』の再現をBlu-rayディスクでも果たそうとしている現在、HD DVD陣営には大きな援軍として期待していることだろう。

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