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マイクロソフト、Xbox 360 プレスブリーフィングを開催――新規タイトルや参入企業などを発表

2006年04月06日 20時45分更新

文● 編集部 橋本優

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マイクロソフト(株)は6日、東京国際フォーラムで記者向け説明会“Xbox 360プレスブリーフィング”を開催し、今後の新タイトルなどについての説明を行なった。

マイクロソフト(株) Xbox事業本部長の泉水 敬氏

1日付けでXbox事業本部長に就任した、マイクロソフトの執行役である泉水 敬(せんすい たかし)氏が壇上に上がり「前々任者(大浦博久氏)、前任者(丸山嘉浩氏)から一貫して言ってきたことは、日本市場で必ず成功する、ということ。今年はその足がかりになる年」と意気込みを述べた。その戦略の1つとして、2006 FIFAワールドカップ・ドイツ大会とのコラボレーションを挙げ、「今年最大のスポーツイベントの1つであるでワールドカップ ドイツ大会を通じて、より多くの方々にXbox 360をプロモートしていきたい」と語った。

サッカーゲーム『2006FIFA ワールドカップ ドイツ大会』(エレクトロニック・アーツ(株))と、Xbox 360本体(特製フェースプレート付き)、アディダスとのコラボグッズ(バンダナ×2枚)をセットにした『Xbox 360 Blue Limited Edition:2006 FIFA WORLD CUP 公式家庭用ゲーム機』。価格はオープンプライスで発売は今月27日

具体的には、27日発売予定のサッカーゲーム『2006FIFA ワールドカップ ドイツ大会』(エレクトロニック・アーツ(株))によるオンラインゲーム大会“Xbox Cup 2006”を開催する。Xbox 用オンラインサービス“Xbox live!”を通じて国内のほかのプレイヤーと同ゲームで対戦し、その成績が優秀な1名(および同行者)がドイツで行なわれる決勝大会に出場できる、というもの。また“Xbox Cup 開催記念オープンキャンペーン”として、特設ウェブサイト内で“ブーイングゲーム”というミニゲームを提供する。その成績優秀者1名(および同行者)もドイツのXbox Cup決勝大会および2006 FIFAワールドカップ・ドイツ大会に招待される。対戦・キャンペーンの受付期間は発売日から5月24日までとなる。

(株)バンダイナムコゲームスが公開したFPSゲーム『機動戦士ガンダム(仮)』の開発中の画面 (c)創通エージェンシー・サンライズ

ゲームタイトルの新規参入については、まずPlayStation用RPG『ヴァルキリープロファイル』や『スターオーシャン』などを手がけた(株)トライエースがXbox 360用にRPGを製作すると発表。内容・発売時期などは未定だが、同社社長の五反田義治氏は「従来からリアルタイム性にこだわっており、おそらく今回のゲームもリアルタイムにこだわるでしょう」と語った。また『ファイナルファンタジーXI』を提供している(株)スクウェア・エニックスも、新作ゲームの開発を表明。“Project sylph(シルフ)”という開発コード名のシューティングゲームを製作中とのこと。こちらも発売日等は未定となる。また(株)バンダイナムコゲームスが、ガンダムをモチーフにしたFPSゲーム『機動戦士ガンダム(仮)』の開発中の画面を公開(発売日、価格などは未定)。そのほかテレビアニメーションとコラボレーションした『ゼーガペイン XOR』(夏ごろ発売予定)の開発中画面なども披露した。

(株)竜の子プロダクションが製作した“鴉 ―KARAS―” (c)タツノコプロ/鴉 -KARAS- 製作委員会

Xbox Live!関連の新コンテンツとして、まず有償/無償のコンテンツのダウンロードなどが行なえる“Xbox Live! マーケットプレイス”で、アニメーションの配信を行なうと発表。第一弾としてHDクオリティのアニメーション“鴉 ―KARAS―”の一部映像(“第壱話・鴉開眼”のオープニング。約8分)を本日より無料で配信する。鴉 ―KARAS―は(株)竜の子プロダクション設立40周年を記念して制作されたオリジナル・アニメーションで、今年3月に開催された“第5回東京国際アニメアワード”のオリジナルビデオ部門で優秀作品賞を受賞している。

また、ゲームのダウンロードが行なえる“Xbox Live! アーケード”には、『パックマン』や『ギャラクシアン』といったゲームがバンダイナムコゲームスより提供される(提供時期等は未定)。そのほか、コナミ(株)や(株)SNKプレイモア、(株)ハドソン、(株)ディースリー・パブリッシャーなどがXbox Live! アーケードでゲームを提供する予定となっている。

最後に泉水氏は、米マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデントであるピーター・ムーア(Peter Moore)氏の発言を取り上げ、「日本での成功がない限り、真の成功はない。日本のマーケットに深くコミットしていく」と日本市場に対して力を注いでいくことを強調した。その上で「(Xbox 360は)欧米をはじめとする海外で旋風を巻き起こしている。日本市場の本部長である私の仕事は、海外と同じような成功を日本市場で実現すること」と語り、盛り上がりに欠ける日本市場でXbox 360を成功させる決意をにじませた。

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