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“Xeon 5000シリーズ”に対応する初のLGA771デュアルマザーがSupermicroから! 新型チップセット“i5000X”搭載でメインメモリにはFB-DIMMを採用!

2006年05月25日 22時06分更新

文● 増田

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 今週23日に発売となった“Dempsey”こと65nm製造プロセスで作られるデュアルコア新CPU“Xeon 5000シリーズ”に対応するマザーボード「X7DA8」がSupermicroから発売された。コードネーム“Greencreek”で知られる新型チップセット“i5000X”を採用する初めての製品だ。

X7DA8 FB-DIMM
“Xeon 5000シリーズ”に対応するマザーボード「X7DA8」。コードネーム“Greencreek”で知られる新型チップセット“i5000X”を採用する最大のポイントとなるのがFB-DIMMを初めてサポートする点。最大で32GBという大容量のDDR2-533/677 ECC対応FB-DIMMを搭載可能となっている

 “i5000X”は“Dempsey”コア搭載の“Xeon 5000”シリーズに対応するワークステーション向けの新型チップセット。インテルでは、CPUである“Xeon 5000シリーズ”と、その対応チップセットである“i5000”シリーズとを組み合わせたサーバー/ワークステーション向けプラットフォームをBensley/Glidewellと呼んでいる。なおワークステーション向けの“i5000X”のほか、サーバー向けの“i5000P”とバリューセグメント向けの“i5000V”がラインナンップされている。
 主な特徴はFSB 1066/1333MHzやハードウェア支援による仮想マシン技術“インテル バーチャライゼーション・テクノロジー(VT)”へ対応するほか、最大のポイントとなるのがFB-DIMMを初めてサポートする点だ。今回登場した「X7DA8」でも、最大で32GBという大容量のDDR2-533/677 ECC対応FB-DIMMが搭載可能となっている。秋葉原のいくつかのショップでも、すでにFB-DIMMの取り扱いを始めているので、ようやく“Dempsey”を使ったPCの構築が可能となったわけだ。

A-DATA kingston
秋葉原のいくつかのショップでも、すでにFB-DIMMの取り扱いは始まっている。kingstonやA-DATAなどの製品が購入可能だ
LGA771 LGA771
初のデュアルLGA771対応。LGA775とは4ピンしか変らないので一見するとPentiumシリーズ対応マザーにも見える

 「X7DA8」の主な仕様だが、フォームファクタはExtended ATXで初のデュアルLGA771対応。チップセットはすでに述べたように“i5000X”。64ビットハブコンポーネントのインテル“PXH-V”やMCH、ESB2を別途搭載する。拡張スロットはPCI Express x16とPCI Express x4が各1本、133/100MHz PCI-X×2、100MHz PCI-X×1、PCI×1、IPMI×1(Low Profile)という構成。FB-DIMMはDDR2-533/677 ECC対応のスロットを計8本装備する。またオンボードインターフェイスには、VGA(ATI/RAGE XL)やサウンド(AC97 Audio)、デュアルギガビットイーサネット(i82563EB)、Serial ATA II×6(RAID 0/1/5/10)、Adaptec/AIC-7902WによるUltra320 SCSIなどを搭載している。
 今日から販売しているUSER'S SIDE本店では、価格10万2690円。ほかに高速電脳でも納期2日での受注となっている。なお、今回の「X7DA8」はREV1.1A。“Dempsey”コアには対応するが、次期コアの“WoodCrest”への対応はREV2.00以降のモデルからになるとのことだ。

拡張スロット リヤ
スロットはPCI Express x16も搭載しながらPCI-Xも計3本搭載と拡張性は高い。またVGA(ATI/RAGE XL)やサウンド(AC97 Audio)、デュアルギガビットイーサネットのほか、Adaptec/AIC-7902WによるUltra320 SCSIを備えるのも特徴だ
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