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FSB1333MHzの次期Xeon“Wood Crest”にも対応!? “i5000X”搭載のSupermicro製デュアルLGA771マザー「X7DAE」の販売が開始!!

2006年05月30日 23時28分更新

文● 増田

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 先週デビューとなった“Dempsey”こと65nm製造プロセスで作られるデュアルコアCPU“Xeon 5000”シリーズに対応するSupermicro製マザーボード「X7DA8」。早くも“Wood Crest”こと次期Xeonシリーズに対応するといわれるマザーボード「X7DAE」の販売が始まった。

「X7DAE」
“Dempsey”だけではなく“Wood Crest”こと次期Xeonシリーズにも対応するといわれる“i5000X”搭載のマザーボード「X7DAE」

 来月にも発表されるとされる開発コードネーム“Wood Crest”こと次期Xeonは、インテルCoreマイクロアーキテクチャを基にした新型のデュアルコアXeonプロセッサ。対応チップセットは“Dempsey”コア搭載の“Xeon 5000”シリーズ対応チップセットでもある“i5000”シリーズで、FSBは1333MHzまでサポートする。今回登場した“i5000X”搭載の「X7DAE」も、スペック上は「X7DA8」から一部オンボードインターフェイスを省いた廉価版という位置付けだ。
 では、先週発売された「X7DA8」も“Wood Crest”に対応するのかというとそうではないようで、販売ショップによると「“Wood Crest”へはREV2.00以降のモデルから対応と聞いている」とのこと。結果、発売されたのはREV1.1Aとなる製品で“Dempsey”専用ということになった。本日発売の「X7DAE」に話を戻すと、写真の通りREV2.01の文字が確認できる。ショップの立場上“Wood Crest”対応と明記して販売はできないだろうが、事実上の対応モデルとみてよいだろう。

REV2.00 リヤ
REV2.01の文字が確認できる。「“Wood Crest”へはREV2.00以降のモデルから対応と聞いている」とのことで、事実上の対応モデルとみてよいだろうリヤインターフェイス。VGA機能はない

 主なスペックは、前述の通り発売済みの「X7DA8」の廉価版といった印象。フォームファクタはExtended ATXでデュアルLGA771対応。チップセットはすでに述べたように“i5000X”で、これに64ビットハブコンポーネントのインテル“PXH-V”やMCH、ESB2を別途組み合わせたもの。
 拡張スロットはPCI Express x16とPCI Express x4が各1本、133/100MHz PCI-X×2、100MHz PCI-X×1、PCI×1、IPMI×1(Low Profile)という構成。FB-DIMMはDDR2-533/677 ECC対応のスロットを計8本装備する。またオンボードインターフェイスには、サウンド(AC97 Audio)、デュアルギガビットイーサネット(i82563EB)、Serial ATA II×6(RAID 0/1/5/10)などを搭載。VGAやAdaptec/AIC-7902WによるUltra320 SCSIなどが省略された格好だ。価格は高速電脳で7万4800円、USER'S SIDE本店で8万6940円となっている。

拡張スロット SCSI
発売済みの「X7DA8」からVGAやAdaptec/AIC-7902WによるUltra320 SCSIなどが省略された
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