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【アキバ・キーマンインタビュー No.3】「ドネルサンド」が秋葉原名物になるまで! 「スターケバブ★Take away」店長ムスタファさんに聞く!

2006年04月10日 18時32分更新

文● 子田 聖子

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お店のシンボル“ヒゲおじさん”の謎!?

イスキア
秋葉原の人気者、ヒゲが印象的なイスキアさん(ニックネーム)。このイスキアさんの名前が付いたシークレットメニューがコレ! ドネルケバブの中でも一番ベーシックなメニューで、お肉とトマトとタマネギにハラペーニョの味付け。シンプルでヘルシー。感激的においしい!

――(ヒゲの店員さんをみて)。すごく雰囲気のある方ですよね? まるでサンタクロースみたいな。
ムスタファ そうでしょ、そうでしょ(笑)。彼はギリシャ人で“イスキア”っていうニックネームなんだけど、秋葉原ですごく人気があるの。秋葉原店のマークも彼をイメージしてる。
――ギリシャの人なんですか! どおりでムスタファさんとは顔の雰囲気が違うと思いました。着ていらっしゃるTシャツもかわいいですね。これ、買えないんですか?
ムスタファ ああ、ほしい人は言ってくれれば買えるよ。1枚2000円。
――ほんとに! これ、人気出ると思います。
ムスタファ それと、彼(イスキアさん)の名前の付いたシークレット・メニューがあるよ。ぜひ、食べてみて。トルコで一番古い、ベーシックなメニュー。肉と、トマトとタマネギに、ソースはかけずに好みでハラペーニョを入れる。
――お、おいしい!! (感激しながら)これ、メニューにはないですけど、注文できるんですか?
ムスタファ できるよ。食べたい人は“イスキア”って言ってくれればいいよ。
――お肉も、野菜もシンプルでおいしいです。これなら、ヘルシーだから女性にピッタリかも。秋葉原店で一番人気のメニューはなんですか?
ムスタファ 辛口の“ホット”が人気あるよ。でも、肉に味がしっかりついているのでソースなしのオリジナルもおいしいよ。あと、半年くらい前から出している“ホワイト”(ヨーグルトソース)も今、人気がでてきてる。
――ねらい目の時間は?
ムスタファ ねらい目は平日の13時~14時。12時から13時までは秋葉原で働いている人たちが来るし、15時以降の19時まではけっこう人がとぎれない。土日はだいたいずっと混むけど、でもウチは作るのが早いから、いつ来てもそんなに待たなくて大丈夫だよ。
――では、最後に。今後お店をどうしていこうとか、計画はありますか?
ムスタファ 実はね。秋葉原で2号店を出す計画をしているんだよ!(小声で)。
――ええっ!? ほんとですか? どこらへんに?
ムスタファ えっと、今の「U○○ビル」がある辺りに……。
奥さん ちょっと! まだ、決まってないんだから……。
ムスタファ ああ、まだ契約してないからシークレットだけどね(笑)。でも、決まったらすぐホームページに出すよ。ドネルサンドのほかに、シシケバブ(羊肉の串焼き)やビールによく合うトルコ料理を出す予定だよ。
――楽しみです! 決まったら、ぜひ教えてください。



――取材後日談――

 取材の翌日、記事の確認を広報担当の奥さんにお願いしたところ、ヒゲの店員、イスキアさんはギリシャ人ではないということが発覚! 奥さん曰く「それ、トルコ流の冗談です!」とか。じゃあ、いったい彼は何人なの? 謎は深まるばかりだ。
 さらにイスキアさんをイメージして作ったというお店のマークも、「彼が来る前からあのマークはありましたよ。トルコの男性をイメージして、私が作ったものです。ちなみにお店のデザインも私がやってます」。えっー? マ、マジですか?
 では、常連さん3000人というのも、もしかして……? 信じやすい記者は、すっかりムスタファさんの軽妙なトルコ流話術に翻弄されていたのでした(笑)。

プロフィール
ムスタファ・ケルティック。トルコ共和国パムッカレ出身、29歳。トルコではホテルのレセプション、来日してからはフレンチやイタリアンレストランでおもにサービスの仕事を担当。1999年に秋葉原で移動販売の「スタードネルケバブ」のお店をオープン。2004年に現在のツクモパソコン本店前に場所を移動。2005年3月には移動販売から固定店舗となり、現在に至る
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【取材協力】

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