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【INTERVIEW】AFP BB News松岡編集長――“引き金”が引ければ日本でも市民記者制度は動き出す

2006年03月09日 21時29分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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MOVIDA ENTERTAINMENT(株)の松岡保昌氏
AFP BB Newsの編集長を務める、MOVIDA ENTERTAINMENT(株)の松岡保昌氏

2月3日、フランスのAFP(Agence France-Presse)通信社とソフトバンクグループが、ニュースコミュニティーサイト“AFP BB News”のサービスを開始した。AFP通信社は現在2000名を超えるジャーナリストを抱え、世界165ヵ国で取材活動を行なっている国際通信社。AFP BB Newsは会員登録を行なうと、AFP通信社や(株)時事通信社によるニュース記事が読めるほか、最大1024×1024ドットという高解像度の報道写真が見られる。また、AFP通信社や時事通信のプロの記者が書いた記事の下に“コメント”という形で感想や論評を加えて公開したり、専用のウェブログ“Actiblog(アクティブログ)”の開設権限が与えられ、AFP BB Newsで配信されている記事や報道写真を引用して日記を発信したりすることもできる。

AFP BB Newsのリリース後、インターネットの掲示板やブログで特に話題になっていたのは“プロの記者の記事が正式に引用できる”という点と、“将来的には提携する他社のブログサービスでも同様のことが行なえるようにしたい”という方針だ。また、2月にソフトバンク(株)と“市民記者”ビジネスで知られる韓国のオーマイニュース社との提携が発表されたが、AFP BB Newsでも、コメント機能を使って記事ページで議論したり、Actiblogで意見発信したりと市民記者ビジネス的なエッセンスを取り入れており、そうした点でも注目されている。

今回は、AFP BB Newsの編集長であるMOVIDA ENTERTAINMENT(モビーダ・エンターテインメント)(株)の松岡保昌氏に、編集方針やウェブサイトの設計方針、今後の目標などを伺った。松岡氏は、ソフトバンク ブランド戦略室 室長でもあり、ソフトバンク入社以前には(株)リクルートで編集人として『就職ジャーナル』『Works』の創刊、その後は(株)ファーストリテイリングで執行役員 マーケティング&コミュニケーション部長として“ユニクロ”の社外広告などを手がけた。



AFP BB Newsのトップページ
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