ボーランド(株)は9日、代表取締役社長に河原正也(かわはら まさや)氏が1日付けで就任したと発表した。
河原氏は、昭和22年(1947年)10月10日の大阪生まれ。日本ヒューレット パッカード(株)や米ヒューレット・パッカード社において、アジア・パシフィック コンサルティング バイス プレジデントや、中国ビジネス統括本部長兼理事などを歴任しており、国内外のIT分野で30年以上の経験を持つ人物。今後は同社のビジョン“Software Delivery Optimization(SDO)”に基づいて、顧客やパートナーとの連携を強め、同ビジョンへの理解を促進するとともに、顧客やパートナーのビジネス価値を高めるソリューションの提供を強化し、日本での更なる事業拡大を目指すという。
代表取締役社長に就任した河原正也氏(2003年12月の日本ヒューレット・パッカード(株)と日本BEAシステムズ(株)の提携発表で撮影) |
同氏は、「私がボーランドへの入社を決意するきっかけとなったのは、ソフトウェアのビジネス価値を高めることを可能にする同社のビジョン、Software Delivery Optimizationに共鳴したからです。私は、このビジョンをより多くの日本のお客様にご理解いただけるようパートナー各社の皆様と協力し推進していく所存です。ボーランドは、開発者個人の生産性向上からプロジェクトチームの生産性向上まで対応し、常に最新技術の提供に取り組んできており、SDOビジョンを推進する業界で先駆者といえる存在です。今後、日本のIT業界を改革することが可能なビジョンを掲げたボーランドの一員として勤務できることを大変喜んでいます」と述べているという。
なお、前社長の小手川清氏は任期を終えて退任するとしている。