このページの本文へ

  • はてなブックマークに登録
  • del.icio.usに登録
  • livedoorクリップに登録
  • Buzzurlに登録
  • StumbleUponに登録
  • Google Bookmarksに登録
  • Facebookでシェア
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • お気に入りに登録
  • 本文印刷

2010年までに企業はサービス競争に突入!――日本HPと日本BEAが戦略的提携!

2003年12月10日 22時05分更新

文● 編集部 小板謙次

日本ヒューレット・パッカード(株)(以下、日本HP)と日本BEAシステムズ(株)(以下、日本BEA)は10日、都内で新たな協業に関する記者会見を行なった。今回の協業は、レガシーシステムの置き換えやシステム統合市場をターゲットとしたもので、ウェブアプリケーション市場でのシェア拡大が狙い。日本BEAはHP-UX対応Itanium版のウェブアプリケーションソフト『BEA WebLogic Server 8.1J』を本日より販売、日本HPはHP-UX/Windows/Linux対応Itanium版のBEA WebLogic Server 8.1Jを2004年1月から販売し、保守・サポートを開始する。また、WebLogic Server 8.1Jをバンドルした“HP Advantageシリーズ”を2004年1月15日から販売する。バンドル製品に関しては4月15日まで、Itanium搭載HP IntegrityサーバーにCPUやメモリーなど主要コンポーネントを搭載したHP Advantageシリーズ向けに、BEA WebLogic Server 8.1Jをバンドルし通常価格より3割程度安いキャンペーン価格で提供される(2CPU構成の『HP Integrity rx2600-2-1』で425万9000円から)。

日本BEAの代表取締役社長・ロバート・S・スチーブン(Robert S・Stevenson)氏は、今回の協業について「複雑なエンタープライズシステムの業務プロセスを整理整頓し、どこの経営者でも考えるITコストの削減やスピード経営を支えるための新しい基盤」となるだろうと自信を示した。そして、協業のイメージとしては「従来のアプリケーションサーバーのまわり構成されるさまざまなアプリケーションを統合してビジネスプロセスマネージメントを行ない、そこからいろいろなチャンネルに必要なデータをを提供していく。これをHPのハードとBEAのソフトを束ねるJavaの技術で行なっていく。それと同時にサービスサポートも強化していく」と紹介。

日本BEA システムズ(株)の代表取締役社長のロバート・S・スチーブン(Robert Stevenson)氏

続いて登壇した日本HPの代表取締役社長兼COO・樋口泰行氏は、顧客ニーズとITの進化に触れながら「現在は非常に短い時間でアプリケーションサービスを開発しなければいけないフェーズに入っている」とし、キーワードは、サービス志向での管理だと話した。「日本BEAと協業は新しいものではないが本日の発表はサービス志向のアーキテクチャーを提供していくもの。HPの次世代IPF(Itaniumプロセッサーファミリー)プラットフォームに力点を置きながら、両社が進めていく戦略的な協業だ」と紹介した。

日本ヒューレット・パッカード(株)代表取締役社長兼COOの樋口泰行氏

氏が挙げた具体的な協業のポイントは以下の3点

  • 先端的製品提供
  • 市場啓蒙とエンジニア育成への取り組み
  • サービス開発・提供への取り組み

先進的製品の提供という面では、「テクノロジーとしてのブレークスルーはItaniumがカギとなる。標準度、オープン度を推進していくという両面でItaniumアーキテクチャーをベースに進めていく」とした。氏はベンチマークを紹介しながらBEA WebLogic Server 8.1JとHP Integrityの組み合わせは圧倒的なパフォーマンスを発揮するとアピールした。

市場啓蒙とサービスレベルでの協業に関しては、HPサービス事業統括コンサルティング・インテグレーション統括本部の執行役員・統括本部長の河原正也氏が説明にあたった。氏は「コンピューターはハードウェアであるとか、ネットワーク、サービスなどそれぞれの分野でさまざまなベンダーが競いあっているが、2010年までにはサービス志向が強くなってくる」と話し、企業はサービスの戦いに入っていくだろうとの見通しを述べた。そのための同社の戦略を進めるのが日本HPのコンサルティング部隊だ。

HPサービス事業統括コンサルティング・インテグレーション統括本部の執行役員・統括本部長の河原正也氏
「2010年までに企業はサービスの戦いに入っていく」
「2010年までに企業はサービスの戦いに入っていく」

同社では、企業合併、アライアンスなどアクションが生じた際に、システムを変更することなく新たなサービスの迅速提供を可能にするアーキテクチャーをアダプティブエンタープライズアーキテクチャーと呼び、それらをサポートするのが『BEA WebLogic Platfom』であるとした。そしてこの製品を基盤プラットフォームとしてコンサルティングを行なっていくと説明した。これらのソリューションを実施するための啓蒙活動として氏が挙げたのが、

      (1)ウェブサービスのワークショップ
      (2)サービス指向ITモデルの共同開発デモ
      (3)Integration Competency Center(ICC)サービス

(1)は2日間のワークショップで、実際に企業がサービス志向の会社に移れるのかどうか?プロセスがサービス指向の会社に移行できるものになっているか?あるいは自分たちにその技術があるのか?そういう社員がいるのか?など企業ごとのレベルに合わせてどういうステップでウェブサービスに移っていくのか?といったことをワークショップし、プランを作成するもの。(2)は実際に出来上がったサービス指向の会社がどのようなものかをデモするもの。(3)HPはコンパックとの企業合併といった自社の経験をベストプラクティスとしながら、人と技術をどんな風に変化させていくのか、アライアンスを組むときにどんな組織構造にしていくかを経験的にコンサルティングすること。また、これらと同時に、BEAと協力してJ2EE専門のインテグレーション本部の設置して、新たなビジネスを推進していくとともに、現在HPが抱えているBEA/J2EE認定エンジニアを倍増していくとした。

カテゴリートップへ

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ピックアップ

富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART