“Linux Cafe di PRONTO秋葉原店”にて、本日Iwill製品の展示発表会が行われた。注目は、なんと言っても世界初のDual Opteron対応キューブ型ベアボーンPC「ZMAXdp」だ。
“COMPUTEX TAIPEI 2004”でも使用されたというヘルメット一体型?のキューブ型PC。中身はないが、内蔵する電池でフロントはしっかりと光っている | 注目のDual Opteron対応キューブ型ベアボーンPC「ZMAXdp」は、会場の一番目立つテーブル設置されていた |
会場中央の一番目立つテーブルに設置されていたのが、真っ赤な筐体のキューブ型ベアボーンPC「ZMAXdp」。写真のように、従来販売されているキューブ型ベアボーンPCとそれほど変わらないサイズ(220(H)×220(W)×280(D)mm)なのだが、搭載しているのは2基の「Opteron-246」という怪物キューブ型ベアボーンPCだ。Opteron対応のキューブ型PCというだけでも十分に珍しい製品といえそうだが、その上さらに世界初のDual CPU仕様となっているのである。
内部を見てみると、CPUの冷却にはヒートパイプを採用した専用クーラーを装備している。2つの専用クーラーが横に並んでいるため、ケース内容積の約半分ほどは冷却機構で占められており、収まりきらなかった電源の一部が背面に飛び出す格好となっている。
さらに驚かされるのが、AGPスロットに装着されているビデオカードが比較的発熱量が高いと言われる“GeForce 6800 GT”というところ。システム全体の熱や電源容量など気掛かりな点も多いが、Iwillによると搭載する300W電源で安定動作しているという。実際に会場内に設置されたデモ機では、“3D Mark 2003”を繰り返し走らせており、背面の排気部分から出される空気は、やはりかなりの熱さを感じるものの、筐体上部や側面は特別熱いわけではなく、効率的な排気が行われていることをうかがわせていた。
その他、主な仕様はチップセットに“nForce3 Pro”を搭載。メモリスロットは2本でIEEE1394やギガビットイーサネット、6チャンネルサウンド、Serial ATA RAIDをオンボード。5/3.5インチベイがそれぞれ1基、シャドウベイが2基というもの。価格は未定だが、11月上旬に発売を予定しているとのことだ。